SBI VCトレードは、ネット証券最大手のSBIグループが運営する信頼性の高い仮想通貨取引所です。取引手数料の多くが無料で、セキュリティ面でも定評がある一方、取扱通貨の少なさや定期メンテナンスによる取引停止といったデメリットも指摘されています。
本記事では、SBI VCトレードの具体的なメリット・デメリットや、実際のユーザーの評判・口コミ、手数料体系、口座開設方法まで詳しく解説します。これから仮想通貨取引を始めようと考えている方はもちろん、すでに取引をしている方にも参考になる情報をまとめました。
特に注目したいのは、レンディングやステーキングなどの収益機会の充実です。仮想通貨を単に売買するだけでなく、保有資産を活用して追加の収益を得られる点は、長期投資を考えている方に大きなメリットとなるでしょう。
SBI VCトレードとは?
SBI VCトレードは、2017年5月に設立されたSBIホールディングス傘下の仮想通貨取引所です。SBI証券やSBI新生銀行などの金融サービスを展開するSBIグループの一員として、安定した運営基盤を持っています。
主な特徴として、現物取引だけでなく、レバレッジ取引やレンディング、ステーキングなど多彩な取引サービスを提供しています。取扱通貨は24種類(2024年12月時点)で、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などのメジャー通貨に加え、アバランチ(AVAX)やポリゴン(MATIC)など、注目の新興通貨も取り扱っています。
取引形態は販売所方式と取引所方式の両方に対応しており、各種手数料が無料という大きな特徴があります。特に、入出金手数料やロスカット手数料、販売所取引手数料が無料となっているため、コストを抑えた取引が可能です。また、SBI Web3ウォレットを使用することで、日本円でのNFT取引にも対応しています。
SBI VCトレードの評判・口コミ
良い評判の口コミ
SBI VCトレードの良い評判として、最も多く挙げられているのがセキュリティの信頼性です。SBIグループという大手金融グループが運営していることから、資産管理の安全性に対する高い評価が見られます。
また、貸コイン(レンディング)サービスへの評価も高く、長期保有しながら利息収入を得られる点が投資家から支持されています。手数料面では、入出金手数料が完全無料である点が特に評価されており、FX取引所並みの手数料体系を実現している点が魅力として挙げられています。
取引ツールの使いやすさも好評です。特にスマートフォンアプリは直感的な操作性が評価されており、取引画面のデザインや機能性について良好な評価が多く見られます。初心者でも扱いやすいシンプルモードと、上級者向けの本格的な分析ツールを備えたプロモードを使い分けられる点も、利用者から支持されています。
悪い評判の口コミ
デメリットとして最も多く指摘されているのが、取扱通貨数の少なさです。24種類という取扱通貨数は、国内の主要取引所と比較すると少なめで、より多様な通貨での投資を望む投資家からは物足りないとの声が上がっています。
また、定期メンテナンスに関する不満も目立ちます。毎週水曜日の午前12時から午後1時まで定期メンテナンスが実施され、その間は取引ができません。仮想通貨市場は24時間365日動いているため、このメンテナンス時間中に重要な値動きがあった場合の対応ができないことへの不安の声が挙がっています。
最低取引数量が比較的高めという指摘も見られます。特に一部の通貨では、他の取引所と比べて最低取引数量が高く設定されているため、少額から始めたい投資家には向いていないとの評価があります。また、取引画面の操作性については、慣れるまでに時間がかかるという声も見られ、特に取引所形式での取引に関して、初心者には扱いづらいという意見が出ています。
選ばれる仮想通貨取引所3選~SBI VCトレードの特徴~
仮想通貨取引所は数多く存在しますが、セキュリティや取引のしやすさなど、様々な観点から総合的に評価して選ぶことが重要です。ここでは、特に注目される3つの取引所の特徴を比較しながら紹介します。
SBI VCトレード
SBI VCトレードは、金融サービス大手のSBIグループが運営する取引所として、安全性と信頼性を重視する投資家から高い支持を得ています。特に、投資初心者でも安心して利用できる充実したサポート体制が特徴です。
初心者も安心のSBIグループ運営
SBIグループは、SBI証券やSBI新生銀行など、多様な金融サービスを展開する実績ある企業グループです。その信頼性の高さから、仮想通貨投資を始めたばかりの方でも安心して取引を始めることができます。また、カスタマーサポートも充実しており、取引や操作方法について丁寧なサポートを受けることができます。
充実した取引ツールとスマホアプリ
「VCTRADE web」と「VCTRADE mobile」という2種類の取引プラットフォームを提供しています。PCでの取引に適した「VCTRADE web」は、チャート分析や注文機能が充実しており、プロフェッショナルな取引が可能です。スマートフォンアプリ「VCTRADE mobile」は、シンプルな操作性と見やすい画面設計で、移動中でも快適に取引できます。
bitFlyer(ビットフライヤー)
国内最大級の取引量
bitFlyerは日本国内で最も取引量の多い仮想通貨取引所の一つです。特にビットコインの取引において高い流動性を誇り、大口取引でもスムーズな売買が可能です。また、取引所形式での取引に強みを持ち、短期売買を行うトレーダーからの支持も厚くなっています。
セキュリティ体制の充実
bitFlyerはマルチシグ方式のコールドウォレットを採用し、顧客資産の約90%をオフライン環境で保管しています。また、24時間365日のセキュリティ監視体制を敷いており、不正アクセスやハッキングへの対策も万全です。
Coincheck(コインチェック)
取扱通貨の豊富さ
Coincheckは31種類以上の仮想通貨を取り扱う国内有数の取引所です。メジャーな通貨はもちろん、将来性のある新興通貨まで幅広く取り扱っており、分散投資を考える投資家に適しています。また、NFTマーケットプレイスも運営しており、暗号資産関連の投資の幅を広げることができます。
使いやすい取引画面
Coincheckは直感的な操作が可能な取引画面が特徴です。スマートフォンアプリは5年連続で国内ダウンロード数No.1を獲得しており、特に初心者からの支持が高くなっています。また、暗号資産の積立投資サービスや、電気・ガス料金の暗号資産決済など、生活に密着したサービスも提供しています。
SBI VCトレードの9つのメリット
SBI VCトレードには、他の仮想通貨取引所と比較して特筆すべき9つの大きなメリットがあります。投資スタイルや目的に合わせて、これらのメリットを最大限活用することで、効率的な仮想通貨取引が可能になります。
取引手数料が完全無料
口座開設手数料、口座維持手数料、取引手数料(販売所)が全て無料となっています。以下が具体的な手数料体系です。
手数料の種類 | 金額 |
---|---|
口座開設手数料 | 無料 |
口座維持手数料 | 無料 |
取引手数料(販売所) | 無料 |
入出金手数料 | 無料 |
さらに特筆すべきは、取引所での取引においてはメイカー手数料が-0.01%となっており、取引によって逆に手数料を受け取ることができます。これは他の取引所にはない特徴的なメリットと言えます。
SBIグループによる強固なセキュリティ
金融大手SBIグループのセキュリティノウハウを活かし、マルチシグネチャによる厳重な資産管理を実施しています。また、不正アクセス対策として二段階認証を必須とし、24時間365日のセキュリティ監視体制を構築しています。
さらに、顧客の資産は法令に基づき分別管理されており、万が一の事態が発生した場合でも、顧客資産は保護される仕組みが整っています。このような充実したセキュリティ体制は、SBIグループならではの強みと言えます。
取引所・販売所の両方に対応
取引方式は、取引所と販売所の両方に対応しており、投資家のニーズや取引スタイルに合わせた選択が可能です。販売所では即時取引が可能で、初心者でも簡単に売買できます。一方、取引所ではより安価なスプレッドでの取引が可能です。
特に、流動性の高い7銘柄については取引所形式での取引に対応しており、コスト意識の高いトレーダーにも対応しています。両方の取引形態を使い分けることで、状況に応じた最適な取引が可能です。
貸コイン・ステーキングでの運用が可能
保有する仮想通貨を活用して収益を得られる貸コイン(レンディング)とステーキングの両サービスを提供しています。貸コインは全24銘柄に対応しており、保有している仮想通貨を貸し出すことで利息収入を得ることができます。
ステーキングは12銘柄に対応しており、いつでも解約可能な柔軟な運用が特徴です。2024年10月時点では、最大で年率8%程度の報酬が得られる通貨もあり、長期保有者にとって魅力的な収益機会となっています。
日本円でNFT取引が可能
SBI Web3ウォレットを利用することで、NFTの売買を日本円で直接行うことが可能です。通常のNFT取引では、イーサリアムなどの仮想通貨を準備し、外部ウォレットへの送金などの複雑な手順が必要になりますが、SBI VCトレードではその手間を大幅に削減できます。
また、NFTの購入に必要な仮想通貨を自動で調達してくれる機能も備えており、NFT投資の敷居を大きく下げています。これにより、NFT市場への参入がより容易になっています。
充実した投資情報の提供
マーケットレポートやテクニカル分析、仮想通貨に関する各種コラムなど、豊富な投資情報を無料で提供しています。特にテクニカル分析では、プロのアナリストによる相場解説や、チャート分析のポイントなどが詳しく解説されています。
また、ファンディングレートカレンダーも提供されており、レバレッジ取引を行う投資家にとって有用な情報を得ることができます。これらの情報は、投資判断の材料として活用できます。
大口取引の優遇制度あり
預入れ総資産が1,000万円以上の投資家を対象とした「SBI VC For Prime」という優遇プログラムを提供しています。このプログラムでは、取引量に応じたキャッシュバックや、専属担当者によるサポートを受けることができます。
また、貸コインの金利優遇や、専用の投資情報の提供など、大口投資家向けの特別なサービスも用意されています。機関投資家や法人の取引ニーズにも対応した充実したサービス内容となっています。
レバレッジ取引対応
最大2倍のレバレッジをかけた取引が可能で、少額の資金でも大きな取引が可能です。また、レバレッジ取引の手数料も無料となっており、コストを抑えた取引が可能です。
レバレッジ取引では売りからのエントリーも可能なため、相場の下落局面でも収益機会を得ることができます。ただし、レバレッジ取引にはリスクも伴うため、経験や知識に応じて適切に活用することが重要です。
スマホアプリで簡単取引
専用スマートフォンアプリ「VCTRADE mobile」を提供しており、直感的な操作で取引が可能です。チャート分析やニュースの確認、注文発注まで、全ての操作をアプリ上で完結できます。
また、プッシュ通知機能により価格アラートを受け取ることができるため、市場の動きを見逃すことなく取引機会を捉えることができます。スマートフォン一つで、場所や時間を問わず取引することが可能です。
SBI VCトレードの4つのデメリット
SBI VCトレードは多くのメリットがある一方で、いくつかの注意すべき点もあります。ここでは、取引を始める前に知っておくべき4つの主要なデメリットについて解説します。
取扱仮想通貨が比較的少ない
SBI VCトレードの取扱通貨は24種類(2024年12月時点)で、他の主要取引所と比べると取扱銘柄数が少なめです。以下が主要取引所との比較表です。
取引所名 | 取扱通貨数 |
---|---|
SBI VCトレード | 24種類 |
Coincheck | 31種類 |
bitbank | 38種類 |
BitTrade | 42種類 |
ビットコインやイーサリアムなどのメジャーな通貨は取り扱っているものの、新興の通貨や時価総額の小さな通貨への投資機会が限られます。多様な通貨での分散投資を考えている投資家にとっては、選択肢が限定的になる可能性があります。
最低取引額が高め
SBI VCトレードでは、各通貨の最低取引数量が他の取引所と比較して高めに設定されています。例えば、以下が主要通貨の最低取引数量です。
通貨名 | 最低取引数量 | 日本円換算(概算) |
---|---|---|
ビットコイン(BTC) | 0.00000001 BTC | 約1.4円 |
イーサリアム(ETH) | 0.00001 ETH | 約3.44円 |
リップル(XRP) | 1 XRP | 約82円 |
特に一部のアルトコインでは最低取引額が高く設定されており、少額から分散投資を始めたい投資家にとっては障壁となる可能性があります。
定期メンテナンスで取引停止あり
毎週水曜日の午前12時から午後1時まで定期メンテナンスが実施され、この時間帯は取引ができません。仮想通貨市場は24時間365日動いているため、このメンテナンス時間中に重要な相場変動があった場合、対応ができないリスクがあります。
また、臨時メンテナンスが予告なく実施される可能性もあり、急な取引停止による機会損失のリスクも考慮する必要があります。特にデイトレーダーや短期売買を主体とする投資家にとっては、大きなデメリットとなる可能性があります。
取引画面の操作性に慣れが必要
取引画面には多くの機能や情報が表示されており、初心者にとっては扱いにくい面があります。特に取引所形式での取引画面は、注文方法や各種指標の見方など、習熟に時間がかかる要素が多くあります。
また、チャート分析ツールや各種指標の使い方についても、ある程度の知識と経験が必要です。シンプルモードは用意されているものの、全ての機能を使いこなすまでには時間がかかる可能性があります。投資初心者は、まずは基本的な機能から段階的に使用していくことをお勧めします。
SBI VCトレードの手数料体系
SBI VCトレードは、業界でも特徴的な手数料体系を採用しています。基本的な取引にかかる手数料の多くが無料である一方、取引所取引では独自の料率を設定しています。以下で各手数料について詳しく解説します。
取引手数料
取引形態 | 手数料 |
---|---|
現物取引(販売所) | 無料(スプレッドあり) |
現物取引(取引所) | Maker:-0.01%、Taker:0.05% |
レバレッジ取引 | 無料(レバレッジ手数料別途) |
特筆すべきは取引所でのMaker手数料が-0.01%という点です。これは注文を出した際に即時約定せず、板に残った場合に適用される手数料で、実質的にリベートとして手数料を受け取ることができます。
レバレッジ取引では基本手数料は無料ですが、建玉を翌日に持ち越す場合はレバレッジ手数料が発生します。その料率は通貨ごとに異なり、ビットコインの場合、買いポジションで+0.001%、売りポジションで+0.011%となっています。
入出金手数料
日本円の入出金に関する手数料は全て無料となっています。これは他の取引所と比較しても大きな特徴です。
項目 | 手数料 | 備考 |
---|---|---|
入金手数料 | 無料 | クイック入金対応 |
出金手数料 | 無料 | 最低出金額1,000円 |
ただし、出金には最低出金額が1,000円と設定されており、これ以下の金額は出金できない点に注意が必要です。また、クイック入金後7日間は、入金相当額の出金が制限される場合があります。
暗号資産の入出庫手数料
暗号資産の入出庫(受取・送付)手数料も全て無料となっています。ただし、ブロックチェーンのネットワーク手数料は別途必要です。
出庫の際は二段階認証による本人確認が必須となっており、セキュリティ面でも配慮されています。また、一部の通貨では最低出庫数量が設定されているため、出庫前に確認が必要です。
SBI VCトレードの取扱通貨
現物取引対応通貨
現物取引では全24種類の通貨に対応しており、主要な仮想通貨を網羅しています。ビットコインやイーサリアムなどのメジャー通貨から、アバランチ(AVAX)やポリゴン(MATIC)などの新興通貨まで取り扱っています。
特に取引所形式での取引に対応している7銘柄は以下の通りです。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- リップル(XRP)
- ライトコイン(LTC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- ポルカドット(DOT)
- チェーンリンク(LINK)
レバレッジ取引対応通貨
13種類の通貨でレバレッジ取引が可能です。最大レバレッジ倍率は2倍に設定されており、以下の通貨に対応しています。
- BTC、ETH、XRP、BCH、LTC、DOT、LINK
- DOGE、SOL、AVAX、MATIC、SHIB、DAI
各通貨で建玉上限額が設定されており、例えばビットコインでは5BTC、イーサリアムでは70ETHとなっています。
ステーキング対応通貨
ステーキングサービスは13種類の通貨に対応しており、以下の通貨が利用可能です。
- ETH、DOT、ADA、XTZ、SOL、AVAX
- Flare、Oasys、XDC、ATOM、APT、HBAR、NEAR
各通貨の報酬率は市場環境により変動し、2024年12月時点で最大年率8%程度の報酬が得られる通貨もあります。また、他の取引所と比較して即時解約が可能という特徴があり、柔軟な運用が可能となっています。
SBI VCトレードの口座開設方法
SBI VCトレードの口座開設は、オンラインで完結する4つのステップで行えます。18歳以上であれば誰でも口座開設が可能で、最短で即日から取引を開始することができます。
メールアドレス登録から口座開設まで
口座開設の所要時間は通常20分程度です。スマートフォンでの本人確認を選択すると、より迅速に開設手続きを進めることができます。ただし、書類の不備や混雑状況によっては、審査に時間がかかる場合もあります。
STEP1:メールアドレス・パスワード登録
まずはSBI VCトレードの公式サイトにアクセスし、「口座開設」ボタンをクリックします。メールアドレスを入力すると、確認メールが届きます。メール内のURLをクリックし、パスワードを設定します。パスワードは8文字以上で英数字を組み合わせたものを設定する必要があります。
続いて利用規約と約款を確認し、同意のチェックボックスにチェックを入れて「登録」をクリックすると、メールアドレスの仮登録が完了します。
STEP2:SMS認証・電話番号認証
セキュリティ強化のため、携帯電話番号による本人確認を行います。SMS認証か電話番号認証のいずれかを選択できます。携帯電話番号を入力後、SMSまたは音声通話で届く6桁の確認コードを入力します。
なお、このステップで登録する電話番号は、後の取引時の二段階認証にも使用されるため、確実に受信できる番号を登録することが重要です。
STEP3:基本情報の入力
続いて個人情報の入力を行います。以下の情報を正確に入力してください。
- 氏名(漢字とフリガナ)
- 生年月日
- 住所
- 職業
- 投資に関する質問への回答
特に本人確認書類と同じ住所を入力することが重要です。書類の住所と入力内容が異なると、審査に時間がかかったり、書類の再提出が必要になったりする可能性があります。
STEP4:本人確認書類の提出
本人確認書類の提出方法は「スマホでかんたん本人確認」と「画像アップロード」の2種類から選択できます。スマホでの本人確認を選択すると、以下の書類のいずれかで手続きが可能です。
対象者 | 利用可能な本人確認書類 |
---|---|
日本国籍の方 | 運転免許証、マイナンバーカード |
外国籍の方 | 在留カード、特別永住者証明書 |
画像アップロードを選択した場合は、本人確認書類1点と補完書類1点、または本人確認書類2点の提出が必要です。本人確認書類の提出が完了すると審査が開始され、承認後に取引が可能となります。
SBI VCトレードのよくある質問
SBI VCトレードを利用する際によく寄せられる質問について、具体的な対処法や重要なポイントを解説します。初めて利用する方は、事前に確認しておくと安心です。
出金できない場合の対処法
クイック入金後7日間は、入金相当額の出金が制限されています。この制限は不正利用防止のために設けられており、以下のような場合に出金できない可能性があります。
- クイック入金から7日以内の出金申請
- 最低出金額(1,000円)未満の出金申請
- 二段階認証が未設定
出金できない場合は、上記の条件を確認し、必要に応じてカスタマーサポートへ問い合わせすることをお勧めします。
販売所と取引所の違い
SBI VCトレードでは販売所方式と取引所方式の2つの取引形態を提供しています。それぞれの特徴は以下の通りです。
項目 | 販売所 | 取引所 |
---|---|---|
取引相手 | SBI VCトレード | 他のユーザー |
約定性 | 即時 | 板次第 |
コスト | スプレッドあり | 取引手数料あり |
確定申告の方法
仮想通貨取引による利益は雑所得として確定申告が必要です。SBI VCトレードでは、確定申告に必要な以下の書類を提供しています。
- 取引報告書
- 年間損益報告書
ただし、以下のケースでは追加の計算や書類が必要となる場合があります。
また、確定申告の期限は毎年2月16日から3月15日までとなっています。取引報告書は、マイページから随時ダウンロードできます。
セキュリティ対策について
SBI VCトレードでは、以下の3段階のセキュリティ対策を実施しています。
- ログインパスワード
- 二段階認証(必須)
- 取引パスワード
特に二段階認証の設定は必須となっており、取引や出金時には必ず認証が必要です。また、不正アクセスを防ぐため、以下のような対策も推奨されています。
万が一、不審な動きを察知した場合は、すぐにカスタマーサポートへ連絡することが推奨されます。
まとめ
SBI VCトレードは、SBIグループが運営する信頼性の高い仮想通貨取引所として、多くのユーザーから支持されています。主なポイントは以下の通りです。
メリット面では、手数料の多くが無料である点や、充実したセキュリティ体制が特徴です。また、レンディングやステーキングなど、保有資産を活用した収益機会も提供されています。
一方で、取扱通貨数が比較的少ない点や、定期メンテナンスによる取引停止があることなど、いくつかの制限もあります。これらの特徴を踏まえた上で、自身の投資スタイルに合っているかを判断することが重要です。
初心者から上級者まで幅広い投資家のニーズに対応できる取引所であり、特に安全性を重視する投資家や、SBIグループの他サービスと併用したい方におすすめの取引所と言えます。
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