近年注目を集めているmoomoo証券。米国株取引の手数料が業界最安水準で、1ドルから株が買えるサービスが話題ですが、「怪しいのでは?」という声も聞かれます。
本記事では金融庁に正式登録された安全な証券会社であるmoomoo証券の実態を徹底解説。親会社が中国企業であることの懸念から、約7,000銘柄という豊富な取扱数、24時間取引システムといった魅力的なサービスまで、メリット・デメリットを公平に分析します。米国株投資を考えている方はもちろん、少額から投資を始めたい方にも必見の情報をお届けします。
moomoo証券とは?基本情報

引用元:moomoo証券
moomoo証券は、2022年に日本でサービスを開始した証券会社です。米国NASDAQ上場企業であるFutu Holdings Limitedのグループ会社として、米国株取引を中心とした低コストの証券サービスを提供しています。もともとは大正9年創業のひびき証券を買収して誕生した会社で、日本の金融庁に正式登録された信頼性のある証券会社です。
最大の特徴は業界最安水準の米国株取引手数料と、約7,000銘柄という豊富な取扱銘柄数です。2024年3月からは日本株取引も始まり、サービスの幅を広げています。また、世界2,500万人以上が利用する投資アプリ「moomoo」を通じて、充実した投資情報や分析ツールを提供しているのも魅力です。
NASDAQ上場の親会社
moomoo証券の親会社であるFutu Holdings Limitedは、香港に本社を置く国際的なフィンテック企業で、2018年に米国ナスダック市場に上場しています。「Futubull」と「Moomoo」という2つの株取引アプリを提供し、アメリカやシンガポール、オーストラリアなど世界各国で事業を展開しています。
日本のmoomoo証券は、資本金(資本準備金含む)86億2千5百万円を持ち、日本の金融庁に第一種金融商品取引業などの正式な登録があります。日本証券業協会や日本投資者保護基金にも加入しており、法令に基づいた運営がされています。顧客情報は日本国内のデータセンターで厳重に管理されているため、セキュリティ面でも安心です。
主要ネット証券との比較
moomoo証券は他の主要ネット証券と比較して、いくつかの点で大きな優位性があります。最も注目すべきは米国株取引の手数料が業界最安水準であることです。約定代金の0.132%という手数料率は、SBI証券や楽天証券の0.495%と比べて約3分の1と圧倒的に安くなっています。
証券会社 | 米国株銘柄数 | 手数料(税込) | 24時間取引 |
---|---|---|---|
moomoo証券 | 約7,000銘柄 | 約定代金の0.132% | 〇 |
SBI証券 | 約5,400銘柄 | 約定代金の0.495% | × |
楽天証券 | 約4,800銘柄 | 約定代金の0.495% | × |
また、1ドルから投資できるmicro米国株(端株)取引や業界初の24時間取引という独自サービスも特徴です。2024年からは日本株取引も手数料無料で始まりました。新NISAにも対応していますが、取扱銘柄数は他社に比べてやや少ない点は注意が必要です。総合的に見て、特に米国株投資を中心に考えている投資家に適した証券会社と言えるでしょう。
moomoo証券は本当に怪しいのか?評判の真相
インターネット上で「moomoo証券は怪しい」という声を見かけることがありますが、実態はどうなのでしょうか。結論から言うと、moomoo証券は金融庁に正式登録された正規の証券会社であり、基本的な安全性は確保されています。ただし、比較的新しいサービスであることや親会社が中国企業であることから、いくつかの懸念点が指摘されています。それぞれの懸念について検証していきましょう。
親会社が中国企業であることの懸念
moomoo証券の親会社は中国・深圳市に本拠を置く富途證券(Futu Holdings)です。この点から情報管理や統制面での不安を感じる人もいますが、重要なのは以下の3点です。
- 親会社は米国ナスダック市場に上場している国際企業であり、グローバルな監査基準を満たしています。
- moomoo証券自体は日本法人であり、日本の金融庁の監督下で運営されています。第一種金融商品取引業などの登録も行い、日本投資者保護基金にも加入しています。
- 顧客データは日本国内のデータサーバーで暗号化管理されており、グループ会社への情報漏洩リスクもないと公式に表明されています。
親会社が中国企業であることは事実ですが、日本の法律に基づいて運営されているため、安全性の面で過度に心配する必要はないでしょう。
アプリの個人情報セキュリティ
moomoo証券のアプリ利用に関して「個人情報を収集されるのでは」という不安の声もありますが、アプリ利用だけなら必要な個人情報はメールアドレスか電話番号のみです。電話番号も認証のために使用するだけで、口座開設をしない限り詳細な個人情報入力は不要です。
過去にGoogle Playストアのデータセーフティー情報が不正確だったことで話題になりましたが、この問題は修正済みです。口座開設時には本人確認書類などの提出が必要ですが、これは日本の金融商品取引法に基づく義務であり、他の証券会社でも同様です。情報管理については日本の金融庁の監督下にあり、セキュリティ対策も日本の基準で実施されているため、個人情報の取り扱いについての懸念は低いと考えられます。
インフルエンサーによる宣伝の実態
moomoo証券は多くのインフルエンサーを起用したマーケティングを展開しており、これが「怪しさ」を感じさせる一因となっています。確かに多数のインフルエンサーを活用した積極的な宣伝は、従来の金融機関のイメージとは異なり、違和感を持つ人もいるでしょう。
しかし、インフルエンサーを活用したマーケティングは現代の一般的な販促手法であり、これだけで「怪しい」と判断するのは適切ではありません。重要なのはサービスの内容や運営企業の信頼性です。日本では新興サービスであるため認知度を高める戦略を取っているだけであり、サービス自体の評価はマーケティング手法ではなく提供内容で判断すべきでしょう。
ユーザーからの口コミと評価
実際のユーザーからの評価を見ると、moomoo証券に対する評価は総じて良好です。多くのレビューサイトで5点満点中3.8点前後の評価を得ており、特に米国株の手数料の安さとアプリの使いやすさが高く評価されています。

- 米国株の手数料が安い
- チャート表示がわかりやすい
- 海外ニュースが多く配信されて便利
- アプリの電池消費が激しいのでWEB版を使っている
- 情報量が多すぎて初心者には使いづらい場合がある
- 海外ニュースの日本語翻訳の精度が少し低く感じる
全体として「怪しい」という評価よりも、機能面や使い勝手に関するコメントが大半を占めています。実際に使ってみると「便利で使いやすい」という評価に変わるケースも多く、新サービスへの初期不安が実際の利用体験で解消されていく傾向が見られます。
moomoo証券の主要メリット
moomoo証券には、投資家にとって魅力的なメリットがたくさんあります。特に米国株投資を検討している方にとって、コストパフォーマンスと機能性の両面で優れたサービスと言えるでしょう。ここでは、moomoo証券の主な魅力について解説します。
業界最安水準の米国株手数料
moomoo証券の最大の魅力は、米国株取引の手数料が業界最安水準であることです。ベーシックコースでは約定代金の0.132%という手数料設定で、これは国内大手ネット証券の約3分の1の水準です。例えば1万ドル相当の株を取引する場合、moomoo証券なら約13.2ドル、他社なら約49.5ドルの手数料となり、その差は約36ドルにもなります。
手数料体系は「ベーシックコース」と「アドバンスコース」の2種類があり、取引内容に応じて選べます。約8.3米ドル以下の小額取引では最低手数料が0ドルになる点も初心者に優しいです。ただし、為替手数料として25銭/1米ドルがかかる点は考慮が必要ですが、総合的なコストパフォーマンスでは他社を圧倒しています。
1ドルから買えるmicro米国株(端株)
moomoo証券では業界初の「micro米国株」(端株)取引サービスを提供しています。これは1株未満(0.0001株)から米国株を購入できるサービスで、わずか1ドル(約150円)から高額株への投資が可能になります。
Amazon、Google、Teslaなど、通常は1株数百ドル~数千ドルする高額株も少額から購入できるため、小額投資家でも分散投資がしやすくなります。約2,500銘柄が対象で、NISA成長投資枠での購入も可能です。これにより、以下のようなメリットがあります。
- 少額資金での分散投資が可能
- 高額株への投資ハードルが下がる
- 少額からでも配当を受け取れる
投資初心者や学生など、限られた資金から投資を始めたい方に特におすすめの機能です。
業界最多約7,000銘柄の取扱数
moomoo証券の取扱銘柄数は約7,000銘柄と業界最多水準です。これは他の主要証券会社(SBI証券約5,400銘柄、楽天証券約4,800銘柄など)と比較しても圧倒的な数字です。取扱銘柄が多いことで、投資の選択肢が大幅に広がります。
有名企業だけでなく、成長が期待される新興企業やニッチな分野で強みを持つ企業など、様々な投資先から自分の投資スタイルに合った銘柄を選べます。特に、他社では取り扱っていないユニークな銘柄への投資機会があることは大きな魅力です。
また、業種や市場ごとに分散投資しやすくなるため、リスク管理の観点からも優れています。米国ETFの銘柄数も472と豊富で、テーマ別投資も行いやすくなっています。
日本株取引対応と24時間取引
moomoo証券は2024年3月から日本株取引にも対応し、現物取引手数料もシステム利用料も無料で提供しています。単元未満株(ひと株)取引にも対応しているため、少額から日本企業への投資も可能です。
また、業界初の24時間米国株取引サービスを提供している点も大きな特徴です。一般的に米国株取引は米国市場の立会時間(23:30~6:00)に限られますが、moomoo証券では約6,000銘柄を24時間いつでも取引できます。これにより以下のようなメリットがあります。
- 日本の時間帯に合わせた取引が可能
- 決算発表後すぐに取引対応できる
- 自分の都合の良い時間に取引できる
特に日本在住の投資家にとって、日本時間の日中に米国株取引ができることは生活リズムを崩さずに済む大きなメリットです。
充実した分析ツールと使いやすいUI
moomoo証券のアプリは投資分析ツールが充実し、直感的に使えるUIが特徴です。一般的な「ファンダメンタル分析」「テクニカル分析」に加え、「流動性分析」という独自の分析手法も提供しています。
チャート分析では60種類以上のテクニカル指標と30種類以上の線画ツールが利用可能で、比較チャートや類似チャート予測など便利な機能も充実しています。また、以下のような詳細情報も確認できます。
- 建玉分析:投資家の反応がわかる
- 注文・約定分析:需給状況を確認
- 機関投資家の動向:大手運用会社の動きを追跡
アプリは視覚的にわかりやすく設計されており、自分の取引スタイルに合わせてカスタマイズも可能です。初心者から上級者まで、使いやすいツールとして高評価を得ています。
moomooポイント特典と学習コンテンツ
moomoo証券では、様々な特典と交換できる「moomooポイント」制度があります。アプリにログインしたり、ミッションに挑戦したりすることでポイントが貯まり、Amazonギフトカードや取引手数料無料カードなどと交換可能です。
また、投資初心者向けの学習コンテンツも充実しています。アプリ内の「投資ナビ」からアクセスでき、以下のようなコンテンツが用意されています。
- アプリの使い方ガイド
- 投資の基礎知識
- 銘柄分析の方法
- デモ取引での練習機能
さらに、口座開設すると四季報や日経CNBCなどの有料コンテンツも無料で閲覧できるようになります。テキストだけでなく、画像や動画も活用した分かりやすい説明で、初心者でも効率よく投資知識を習得できるでしょう。SNSのような投資家コミュニティ機能もあり、他の投資家の意見を参考にすることも可能です。
注目のmoomoo証券サービス3選
moomoo証券には多くの魅力的なサービスがありますが、特に注目すべき3つのサービスを詳しく紹介します。これらのサービスは競合他社にはない特徴的な機能で、moomoo証券を選ぶ大きな理由になるでしょう。初心者から上級者まで、様々な投資スタイルに対応した独自のサービス内容を見ていきましょう。
micro米国株サービス
moomoo証券が提供する「micro米国株」サービスは、1株未満(0.0001株)から米国株を購入できる画期的なサービスです。このサービスは2022年2月から開始され、主要な国内証券会社に先駆けて導入されました。従来の米国株投資では1株単位での購入が基本でしたが、micro米国株では1ドル(約150円)という少額から投資が可能です。
対象となるのは約2,500銘柄の米国株で、Amazonやテスラ、Googleなど通常は1株あたり100ドル以上、時には数千ドルする高額株も少額から購入できます。また、NISA(少額投資非課税制度)の成長投資枠でも購入可能で、取引手数料が無料になるというメリットもあります。特に投資初心者や少額から投資を始めたい方にとって、資金面でのハードルを大きく下げる革新的なサービスとなっています。
少額から始める投資の魅力と口コミ
micro米国株サービスの最大の魅力は、少額から有名企業の株主になれることです。これにより以下のようなメリットが生まれます。
- 少ない資金で複数銘柄への分散投資が可能になる
- 高額株でも購入可能なため、投資銘柄の選択肢が広がる
- 配当金も株数に応じて受け取れる(少額からでも配当収入が得られる)
実際のユーザーからは「1ドルから米国株を買えるため、気楽に投資でき重宝している」「他の証券会社では1ドルから投資できる会社はないため、唯一無二の存在」「米国株に投資したかったけど費用の高さから断念していたが、ようやく投資できるようになり楽しい」といった前向きな口コミが寄せられています。特に学生や若年層の投資家からの評価が高く、投資教育や体験の場としても活用されています。
24時間取引システム
moomoo証券の24時間取引システムは、時間を選ばず米国株の売買ができる業界初のサービスです。通常、米国株の取引は米国市場の立会時間(標準時間:23:30~6:00、サマータイム:22:30~5:00)に限られていますが、moomoo証券ではこの時間外でも約6,000銘柄の米国株を取引することができます。
24時間取引を行うには、取引画面のセッションで「夜間」、有効期限を「本日中」に設定する必要があります。立会時間外でも多通貨決済が可能であり、手数料も立会時間での取引と同様の体系となっています。これにより、日本時間の日中や夜間など、自分の都合の良い時間に米国株取引ができるようになりました。
時間を選ばない投資の利点と注意点
24時間取引システムの主な利点は以下の通りです。
- 日本の生活リズムに合わせた取引が可能(夜中に起きている必要がない)
- 企業の決算発表や重要ニュースがあった際にリアルタイムで対応できる
- 市場の急変時にも迅速に対応できる
- 仕事や学校の合間など、自分の都合の良い時間に取引できる
一方で注意すべき点もあります。市場が閉まっている時間帯は流動性が低くなるため、大量の売買で価格が大きく動く可能性があります。また、24時間取引に対応していない銘柄もあるため、事前に取引可能銘柄を確認しておく必要があります。さらに、立会時間外の取引では板情報(他の投資家の注文状況)が限定的になる点も理解しておくべきでしょう。
投資分析ツール
moomoo証券の充実した投資分析ツールは、プロレベルの分析機能をスマートフォンで利用できる点が特徴です。従来はパソコンでしか利用できなかった高度な分析機能をモバイルアプリで提供しており、場所を選ばず詳細な銘柄分析ができます。
一般的な「ファンダメンタル分析」「テクニカル分析」に加えて、「流動性分析」という独自の分析手法も提供しています。この流動性分析では、空売り分析や機関投資家持ち分比率などの情報を確認できるため、市場の動向をより深く理解するのに役立ちます。さらに、チャート分析では60種類以上のテクニカル指標と30種類以上の線画ツールを搭載し、スマホでの操作性も優れています。
実践的な活用法と評判
moomoo証券の投資分析ツールを効果的に活用する方法としては、以下のようなアプローチがあります。
- 建玉分析で、他の投資家の売買ポジションから市場のセンチメントを読み取る
- 機関投資家の持ち分変化をチェックして、大口投資家の動向を把握する
- 「比較チャート」機能で複数銘柄のパフォーマンスを比較検討する
- 「類似チャート予測」で過去の値動きパターンから今後の動きを予測する
実際のユーザーからは「他の証券口座では入手できない情報が多くあり、投資の参考になる」「信用取引の買い建て、売り建ての推移がわかるのが良い」「超大口~大口~小口の売買が円グラフで表示されるのが他の証券アプリにはない情報」といった競合他社にはない分析機能を評価する声が多く見られます。特にチャート分析やスクリーニング機能、リアルタイム情報の速さについての評価が高いようです。
ただし、「情報量が多すぎて初心者には使いづらい場合がある」という指摘もあるため、まずは基本的な機能から徐々に慣れていくのがおすすめです。アプリ内の学習コンテンツを活用すれば、分析ツールの使い方も効率よく学べるでしょう。
moomoo証券のデメリットと注意点
moomoo証券は多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットや注意点も存在します。サービスを利用する前に、これらの点をしっかり理解しておくことで、より適切な判断ができるでしょう。ここでは主要な3つのデメリットについて解説します。
NISA利用の制限
moomoo証券は2023年12月から新NISA口座の開設受付を開始しましたが、NISAの取扱銘柄数は他社に比べて少ない点が大きなデメリットです。2025年2月時点では、つみたて投資枠対応銘柄が約120本、成長投資枠対応銘柄が約369本となっています。これは主要ネット証券と比較すると以下のように見劣りします。
証券会社 | つみたて投資枠 | 成長投資枠 |
---|---|---|
moomoo証券 | 約120銘柄 | 約369銘柄 |
SBI証券 | 約259銘柄 | 約1,329銘柄 |
楽天証券 | 約250銘柄 | 約1,318銘柄 |
また、他社ではクレジットカードを使った積立投資(クレカ積立)が可能で、投資信託の保有残高に応じてポイントがもらえるサービスを提供している場合もありますが、moomoo証券はクレカ積立に対応していません。「クレカ積立できないので別のサービスを利用する」という口コミも見られます。NISAの非課税枠を最大限活用したい方や、クレカ積立を重視する方には不便かもしれません。
一部有料機能と日本語精度の問題
moomoo証券のアプリで利用できるツールや機能はほとんどが無料ですが、より高度な分析機能の一部が有料で提供されている点に注意が必要です。例えば、全米マーケットデータ(6.99米ドル)、Nasdaq TotalView(25.99米ドル)、NYSE OpenBook(25.99米ドル)などが有料機能となっています。
これらの機能は、投資初心者には必要ないかもしれませんが、より詳細な分析を行いたいトレーダーには追加費用が発生する可能性があります。無料で利用できるツールも充実していますが、より高精度な情報分析を検討中の場合は、有料オプションの内容と価格を確認しておくとよいでしょう。
また、海外株式情報や海外ニュースの日本語訳の精度が低い場合がある点も指摘されています。moomoo証券のアプリでは海外メディアの記事を日本語に自動翻訳して表示していますが、自動翻訳機能の性質上、時折不自然な日本語になることがあります。情報の即時性を優先するため、英語などを自動翻訳機能で日本語に訳していることが原因のようです。海外情報をいち早く入手したい方には便利ですが、翻訳の不自然さが気になる方は注意が必要です。
アプリの電池消費とポイント制限
moomoo証券のアプリは情報量が豊富で機能も多いため、スマホの電池消費が激しいという声が多くあります。リアルタイムのチャートを表示させるため通信が頻繁に発生し、スマホへの負担が大きくなっています。「アプリを利用すると電池の消費がとにかく早く、充電しなければいけない状況」「多い日だと1日2回充電することもある」といった口コミもあり、外出先での長時間利用には注意が必要です。
端末によって充電の減り方は異なりますが、外出先でのアプリ使用が多く、充電の減りが気になる場合はモバイルバッテリーの活用がおすすめです。また、取引を行わない時はアプリを完全に閉じておくなどの対策も有効でしょう。
また、moomoo証券で付与される「moomooポイント」は、交換先が限定的である点も注意点の一つです。現状ではAmazonギフトカードや手数料優遇クーポンとの交換しかできず、他社のポイントサービス(dポイントやPONTAポイントなど)との交換はできません。ポイント交換先の少なさに「moomoo証券を利用する楽しさが半減した」という声もあります。今後のアップデートで交換対象が増える可能性もありますが、現時点では選択肢が限られていることを理解しておきましょう。
moomoo証券の口座開設と利用方法
moomoo証券を利用するには、まず公式サイトにアクセスして、口座開設を行う必要があります。ここでは口座開設の手順や必要書類、入出金方法について詳しく解説します。初めての方でもスムーズに始められるよう、ポイントをわかりやすくまとめました。
必要書類と開設手順
moomoo証券の口座開設には本人確認書類とマイナンバー確認書類が必要です。
マイナンバーカードを用意できれば、審査時間も短く、1枚で本人確認とマイナンバー確認の両方を兼ねられるためおすすめです。必要書類は以下の通りです。
区分 | 必要書類 |
---|---|
本人確認書類 (1点で可) | 運転免許証(表裏) 個人番号カード(表裏) |
本人確認書類 (2点以上必要) | 各種健康保険証(表裏) 住民票の写し(発行から6ヵ月以内) 印鑑証明書(発行から6ヵ月以内) |
マイナンバー確認書類 | 個人番号カード(表裏) 通知カード(表裏) マイナンバー記載の住民票の写し(発行から6ヵ月以内) |
口座開設の手順は以下の流れで行います。
- moomoo証券公式サイトにアクセスする
- 電話番号を入力し、SMSで受け取った認証コードを入力(※メールアドレスでの登録も可能です)
- パスワードを設定(8~20桁で大文字・小文字・数字・記号から3種類使用)
- 居住地や米国での納税義務がないことなどの必要事項を確認
- 個人情報(氏名・住所・生年月日など)を入力
- 職業情報やインサイダー登録、資産情報を入力
- 納税方法を選択(特定口座(源泉徴収あり/なし)または一般口座)
- NISA口座開設の有無を選択(後からでも設定可能)
- 本人確認書類をアプリ上で撮影してアップロード
本人確認の方法は郵送とオンラインがありますが、オンラインなら最短当日から口座開設ができるのでおすすめです。審査は通常1~3営業日で完了し、メールで「口座開設完了のお知らせ」が届いたら利用開始できます。なお、アプリのダウンロードだけなら個人情報の入力は不要で、電話番号認証だけで金融情報の閲覧が可能です。
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入出金方法と注意点
moomoo証券の口座への入金方法は「リアルタイム入金」と「銀行振込」の2種類があります。特徴は以下の通りです。
リアルタイム入金 | 銀行振込 | |
---|---|---|
対応金融機関 | 三井住友銀行、PayPay銀行、住信SBIネット銀行、セブン銀行、ゆうちょ銀行、楽天銀行 | 国内の全ての銀行 |
手数料 | 無料 | 振込手数料がかかる |
反映時間 | 即時(約5分) | 1~3営業日 |
リアルタイム入金なら即時反映されるため、タイミングを逃さず投資したい方におすすめです。
入金手順は「口座」タブから「今すぐ入金する」をタップし、画面の指示に従って操作するだけです。リアルタイム入金では、対応銀行のネットバンキングにログインする必要があります。
出金については、原則14時までに手続きを行うと翌営業日に銀行口座に反映され、14時以降の受付は翌々営業日の振込となります。出金手数料は月5回まで無料で、6回目以降は手数料がかかるので注意が必要です。
入出金時の注意点としては以下が挙げられます。
- 本人名義以外の口座からの入金はできない(旧姓の口座からの入金は注意)
- 米ドルでの出金はできない(米ドルでの入金は「米ドル入金サービス」で可能)
- リアルタイム入金は通常10分程度で反映されるが、銀行によってはそれ以上かかる場合もある
- 出金先の銀行口座は本人名義のものに限られる
また、入金後にすぐ取引を始める必要はなく、まずはデモ取引で操作に慣れることも可能です。デモ取引は口座開設の手続きが完了していなくても、アプリの「投資ナビ」>「デモ取引」から利用できます。仮想資金で実践的な取引を体験できるため、初心者は実際の投資前に練習しておくのがおすすめです。
現在実施中のキャンペーン情報
moomoo証券では、新規ユーザーの獲得や既存ユーザーの取引活性化を目的としたお得なキャンペーンを定期的に実施しています。ここでは、現在行われている主なキャンペーンを紹介します。これらのキャンペーンを利用することで、投資資金を増やしたり、取引コストを削減したりできるチャンスがあります。
新規口座開設キャンペーン

引用元:moomoo証券
moomoo証券では新規ユーザー向けの「ウェルカムプログラム」を実施しています。このキャンペーンでは、初めてmoomoo証券の口座を開設した方に米国株の取引手数料が2か月間無料になる特典があります。さらに、一定金額以上の入金をすると、抽選で最大10万円相当の人気株が当たるチャンスもあります。
キャンペーンの概要は以下の通りです。
- 特典1:新規口座開設で米国株式の取引手数料が2か月間無料
- 特典2:初めての入金で人気株抽選に参加できる権利を獲得
- 1万円以上30万円未満の入金:抽選券1枚
- 30万円以上の入金:抽選券4枚(合計)
このキャンペーンは期間限定で実施されることが多いため、最新の情報は公式サイトで確認するのがおすすめです。特にこれから投資を始める方にとって、手数料無料期間があることで取引の練習がしやすくなります。また抽選で当たる人気株は、投資のスタートアップ資金としても活用できます。
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株式お引越しプログラム
すでに他の証券会社で株式を保有している方向けに、「株式お引越しプログラム」が用意されています。このプログラムでは、他の証券会社からmoomoo証券に株式を移管(入庫)すると、さまざまな特典を受けられます。
主な特典内容は次の通りです。
- 初回の株式入庫価値が1万円以上30万円未満:人気株ガチャで最大10万円相当の株式が当たるチャンス(抽選券1枚)
- 初回の株式入庫が30万円以上:さらに抽選券3枚追加(合計4枚)
- 米国株式の取引手数料が2ヶ月間無料
株式の移管手続きは、moomoo証券のアプリから申請できます。他社からの株式移管には通常手数料がかかりますが、キャンペーンを利用することで実質的なコスト削減につながる可能性があります。特に米国株を多く保有している方は、低コストのmoomoo証券に移管することで長期的な手数料削減も期待できるでしょう。
取引デビュー応援特典
初めての取引を応援するプログラムとして、米国株と日本株それぞれに特典が用意されています。初めて取引する方に向けたキャッシュバックが特徴です。
米国株取引デビュー応援プログラム
- 特典:3.3米ドルの株式キャッシュバック券
- 条件:キャッシュバック券取得から21日以内に3.3米ドル以上の米国株を購入
日本株取引応援プログラム
- 特典:500円分の株式キャッシュバック券
- 条件:キャッシュバック券取得から21日以内に500円以上の日本株を購入
これらの特典は少額ですが、初めての取引のハードルを下げる効果があります。特に米国株は少額から始められるmicro米国株と組み合わせることで、実質ほぼ無料で最初の一歩を踏み出せます。また、これらのプログラムは期間限定ではなく継続的に提供されていることが多いため、自分のペースで始めることができます。
キャンペーン内容や期間は予告なく変更される場合がありますので、最新情報はmoomoo証券の公式サイトやアプリでご確認ください。
まとめ
moomoo証券は米国ナスダック上場企業を親会社に持つ金融庁登録の正規証券会社で、「怪しい」という評判は当たりません。最大の魅力は米国株取引の業界最安水準の手数料(約定代金の0.132%)と約7,000銘柄という豊富な取扱数です。1ドルから投資できるmicro米国株や24時間取引システムなど、米国株投資に特化した独自サービスが充実しています。
アプリには充実した分析ツールやリアルタイム情報、コミュニティ機能があり、初心者向け学習コンテンツも豊富です。2024年3月からは日本株取引も開始しました。一方で、NISA対応銘柄数が少ない点、一部機能が有料である点、アプリの電池消費が大きい点などは留意が必要です。
総合的に見て、特に米国株投資をメインに考える投資家に適した選択肢といえます。手数料の安さと機能性を重視する方、24時間取引したい方、少額から分散投資を始めたい方におすすめです。
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