暗号資産(仮想通貨)投資を始めようと考えている方は、まず「どの取引所を選べばよいのか?」という疑問にぶつかるのではないでしょうか。本記事では、国内最大級の暗号資産取引所である「コインチェック」と「GMOコイン」を徹底的に比較・解説していきます。
両社はそれぞれに特徴的な強みを持っています。コインチェックは初心者に優しい使いやすさが特徴で、GMOコインは手数料の安さと充実した取引機能が魅力です。アプリダウンロード数No.1を誇るコインチェックと、業界最安水準の手数料を実現したGMOコインの違いを、具体的に見ていきましょう。
これから暗号資産投資を始める方はもちろん、すでに取引を始めている方にとっても、取引所の選択は重要なポイントとなります。手数料やサービス内容、セキュリティ対策など、様々な観点から両社を比較することで、自分に合った取引所を見つけることができます。
この記事では、以下のような疑問にお答えしていきます
- 初心者はどちらの取引所を選ぶべきか
- 手数料やコストの違いは具体的にどれくらいか
- それぞれの取引所ならではのサービスは何か
- セキュリティ面での信頼性はどうか
それでは、両社の特徴を詳しく見ていきましょう。
暗号資産(仮想通貨)取引所を徹底比較!結論からおすすめを紹介
暗号資産(仮想通貨)投資を始めようと思っても、どの取引所を選べばよいのか迷うことが多いものです。本記事では、国内の主要な暗号資産取引所である「コインチェック」と「GMOコイン」を徹底的に比較・解説していきます。
両社とも金融庁に登録された安全性の高い国内取引所ですが、それぞれ異なる特徴を持っています。コインチェックは初心者に優しい使いやすさが特徴で、GMOコインは手数料の安さと豊富な取引機能が魅力です。
利用者の目的や取引スタイルによって、より適した取引所が変わってくるため、まずは各取引所の特徴を詳しく見ていきましょう。
コインチェック – 初心者に優しい国内最大級の取引所

コインチェックはアプリダウンロード数5年連続国内No.1を誇る、国内最大級の暗号資産取引所です。2012年の設立以来、使いやすいインターフェースと豊富な取扱通貨で多くの支持を集めています。
特に注目すべきは、初心者でも迷わない直感的な操作性です。スマートフォンアプリを中心に、取引画面はシンプルで分かりやすく設計されています。また、暗号資産の基礎知識から実践的な投資方法まで、段階的に学習できる教育コンテンツも充実しています。
取り扱っている暗号資産の種類は32銘柄と国内最多クラス。「The Sandbox」などの人気メタバースプロジェクトの通貨や、NFT関連トークンなど、注目の新興暗号資産も積極的に取り扱っています。また、電気代やガス代の支払いでビットコインがもらえる「Coincheckでんき」「Coincheckガス」など、暗号資産を身近に感じられる独自サービスも提供しています。

GMOコイン – 手数料の安さが魅力の総合取引所

GMOコインは東証プライム上場企業のGMOインターネットグループが運営する取引所で、業界トップクラスの手数料の安さが特徴です。入金・出金手数料が無料なのはもちろん、暗号資産の取引手数料も極めて低く設定されています。
また、レバレッジ取引やステーキングなど投資の選択肢が豊富なのも大きな魅力です。11銘柄でレバレッジ取引が可能で、8銘柄でステーキングによる利回り運用を提供しています。
初心者から上級者まで幅広い投資家のニーズに応えられる充実した取引機能を備えており、GMOグループで培われた金融サービスのノウハウを活かした堅牢なセキュリティ体制も特徴です。投資経験者や、コストを重視する投資家に特におすすめの取引所といえます。

コインチェックとGMOコインの基本情報を比較!
暗号資産(仮想通貨)取引所を選ぶ際は、運営会社の信頼性や取扱通貨数、取引方法など、基本的な情報をしっかりと確認することが重要です。ここでは、コインチェックとGMOコインの基本情報を詳しく比較していきます。
両社とも金融庁に登録された正規の暗号資産交換業者であり、安心して利用できる取引所です。それぞれの特徴を理解することで、自分に合った取引所を選ぶことができます。
まずは、両社の会社概要や取扱通貨、取引方法などの基本情報を詳しく見ていきましょう。
コインチェックの会社概要と特徴
コインチェックは、マネックスグループ株式会社の子会社として運営されている暗号資産取引所です。関東財務局長第00014号の登録を受けており、日本の暗号資産取引所として高い信頼性を誇っています。
取引規模は累計取引高が5兆3,382億円を超え、国内でもトップクラスの実績を持っています。特に、スマートフォンアプリのダウンロード数は累計540万件を突破し、5年連続で国内No.1を記録しています。
2018年にマネックスグループによる買収後は、セキュリティ体制を大幅に強化。コールドウォレットでの資産管理や、マルチシグ(複数の承認が必要な仕組み)の採用など、安全性の向上に積極的に取り組んでいます。また、2020年1月からは「かんたん本人確認」機能を導入し、口座開設の手続きも大幅に簡略化されました。
GMOコインの会社概要と特徴
GMOコインは、東証プライム上場企業であるGMOインターネットグループが運営する暗号資産取引所です。GMOグループは、インターネットインフラ事業やオンライン証券事業など、多岐にわたる事業を展開しており、その知見と技術力がGMOコインにも活かされています。
特に、セキュリティ面では金融関連事業で培われた高度な対策を実装。顧客資産の分別管理やコールドウォレット保管はもちろん、不正アクセス対策や24時間体制でのモニタリングなど、万全の体制を整えています。
また、手数料の透明性が高く、ほとんどの取引手数料が無料という特徴があります。銀行振込による入出金手数料も無料で、投資家の負担を最小限に抑える工夫がなされています。
取扱通貨数はコインチェックのほうが多い
取引所名 | 取扱通貨数 | 主な特徴的な通貨 |
---|---|---|
コインチェック | 32銘柄 | サンドボックス、パレットトークン、イミュータブルエックスなど |
GMOコイン | 26銘柄 | ソラナ、カルダノ、ポルカドットなど |
取扱通貨数では、コインチェックが32銘柄、GMOコインが26銘柄と、どちらも豊富な品揃えを誇っています。ビットコインやイーサリアムといった主要な暗号資産は両社とも取り扱っており、基本的な投資ニーズには十分対応できます。
コインチェックは特に、メタバースやNFT関連の新興暗号資産の取扱いに積極的です。一方、GMOコインはステーキングに対応した通貨を多く取り扱っており、収益性を重視する投資家のニーズに応えています。
対応している取引方法はどれくらい違うのか?
両社とも、現物取引をはじめとする基本的な取引方法に対応していますが、それぞれ特徴的なサービスを展開しています。取引方法の違いは投資戦略に大きく影響するため、自分の投資スタイルに合った取引所を選ぶことが重要です。
レバレッジ取引するならGMOコイン!
レバレッジ取引に関しては、両社で大きな違いがあります。GMOコインでは11銘柄で最大2倍のレバレッジ取引が可能です。一方、コインチェックは2020年3月以降、レバレッジ取引のサービスを終了しています。
GMOコインのレバレッジ取引では、以下の通貨が対象となっています
区分 | 対応通貨 | 特徴 |
---|---|---|
メジャー通貨 | ビットコイン(BTC) イーサリアム(ETH) リップル(XRP) | 時価総額上位の主要通貨 取引量が多く流動性が高い 値動きが比較的安定 |
ステーキング対応通貨 | ポルカドット(DOT) コスモス(ATOM) カルダノ(ADA) | 保有で報酬が得られる 年率3%~7%程度の利回り 長期保有に向いている |
これにより、少額の証拠金でより大きな取引が可能になります。
ステーキングサービス銘柄が多いのはGMOコイン!
GMOコインは8銘柄でステーキングサービスを提供しており、最大7.8%の年率報酬が得られます。特にポルカドット(5.3%~7.8%)やコスモス(6.5%~7.2%)など、高利回りの通貨が特徴です。
一方、コインチェックは2025年1月より、イーサリアムのステーキングサービスを開始予定です。
引用元:コインチェック
手続きや申し込みが不要で自動的に報酬が得られるという特徴があり、初心者でも気軽に始められる設計となっています。今後銘柄は増えていくと思いますが、2025年1月時点でステーキングを行いたい場合はGMOコインがお勧めとなっています。
レンディングサービスは年率が高いのはGMOコイン!
両社ともレンディングサービスを提供していますが、その特徴は大きく異なります。コインチェックは最長365日間で年率5.0%、GMOコインは最大年率15%の利率を提供しています。
コインチェックのレンディングは、14日から365日までの5つの期間から選択可能で、期間が長いほど高い金利が得られます。一方、GMOコインは「ベーシック」と「プレミアム」の2つのプランを用意し、プレミアムプランでは最大15%の高利回りを実現しています。ただし、証拠金の預け入れが必要となります。
手数料・コストを徹底比較
暗号資産(仮想通貨)取引を始める際、手数料やコストは重要な検討ポイントとなります。取引手数料、入出金手数料、送金手数料など、様々な費用が発生するため、総合的なコスト比較が必要です。
ここでは、コインチェックとGMOコインの各種手数料を詳しく比較し、実際の投資にかかるコストを明確にしていきます。両社で手数料体系が大きく異なるため、取引スタイルに合わせた選択が重要になります。
販売所での取引手数料はGMOコインの方が安い
販売所とは、取引所が直接取引の相手となって暗号資産の売買を行う場所です。両社とも販売所での取引手数料は無料となっていますが、売買価格の差(スプレッド)に注意が必要です。
取引所名 | 取引手数料 | スプレッド(ビットコイン) |
---|---|---|
コインチェック | 無料 | 約6.0% |
GMOコイン | 無料 | 約5.0% |
特にコインチェックはスプレッドが約6.0%と比較的高めに設定されているため、大口取引の場合はコストが大きくなる可能性があります。
取引所での取引手数料はコインチェックの方が安い
取引所での取引は、ユーザー同士が売り注文と買い注文を出し合って取引を成立させる方式です。両社で手数料体系が大きく異なります。
取引所名 | Maker手数料 | Taker手数料 |
---|---|---|
コインチェック | 無料 | 無料 |
GMOコイン | -0.01%(還元) | 0.05% |
コインチェックは取引所でのすべての取引が無料です。一方、GMOコインはMaker(指値注文)とTaker(成行注文)で異なる手数料体系を採用しており、Maker注文では手数料が還元される特徴があります。
入金・出金手数料はGMOコインの方がお得
日本円の入出金に関する手数料は、両社で大きな違いがあります。GMOコインはほぼすべての入出金手数料が無料である一方、コインチェックは入金方法によって手数料が発生します。
手数料種別 | コインチェック | GMOコイン |
---|---|---|
銀行振込入金 | 無料 | 無料 |
クイック入金 | 770~1,018円 | 無料 |
出金手数料 | 407円 | 無料(大口出金は400円) |
暗号資産の送金手数料はGMOコインであれば基本無料
取引所から外部ウォレットへの暗号資産送金時にも手数料が発生します。この点でも両社で大きな違いがあります。
通貨 | コインチェック | GMOコイン |
---|---|---|
ビットコイン(BTC) | 0.0005BTC | 無料 |
イーサリアム(ETH) | 0.005ETH | 無料 |
リップル(XRP) | 0.15XRP | 無料 |
GMOコインはすべての暗号資産送金が無料である一方、コインチェックは通貨ごとに固定手数料が設定されています。頻繁に送金を行う場合は、この違いが大きなコスト差となる可能性があります。
最低取引金額の比較
最低取引金額も、投資を始める際の重要なポイントです。両社とも少額から取引を開始できますが、具体的な金額設定が異なります。
取引所名 | 販売所 | 取引所 |
---|---|---|
コインチェック | 500円相当以上 | 500円相当以上 |
GMOコイン | 0.00001BTC(約54円)~ | 0.0001BTC(約540円)~ |
コインチェックは一律で500円から取引可能という分かりやすい設定です。一方、GMOコインは通貨ごとに最小取引単位が設定されており、その時の相場によって最低取引金額が変動します。
なお、GMOコインは最低出金額が1万円と設定されている点にも注意が必要です。少額投資から始める場合は、この出金制限も考慮に入れる必要があります。
取引に関する重要機能を比較
暗号資産(仮想通貨)取引を快適に行うためには、取引ツールの使いやすさやセキュリティ対策、入出金の利便性など、様々な機能面での充実が重要です。ここでは、コインチェックとGMOコインの実際の取引に関わる重要機能を詳しく比較していきます。
特に初心者の方は、取引画面の分かりやすさやスマホアプリの操作性が重要なポイントとなります。両社とも独自の特徴を持っているため、自分の取引スタイルに合った選択をすることが大切です。
取引ツールの使いやすさ
両社とも、PCとスマートフォンの両方に対応した取引ツールを提供していますが、その特徴は大きく異なります。コインチェックはシンプルさと直感的な操作性を重視し、GMOコインは機能の充実度に重点を置いています。
コインチェックの取引ツールは、初心者でも迷わないよう必要最小限の機能に絞られています。チャート、注文、資産状況など、基本的な情報がシンプルにまとめられており、直感的に操作できるのが特徴です。
一方、GMOコインは投資経験者向けの高度な分析ツールを搭載しています。テクニカル分析指標やアラート機能など、より詳細な市場分析が可能な機能が実装されています。ただし、機能が豊富な分、操作方法の習得に時間がかかる場合があります。ですので初心者の方にはコインチェックをお勧めします
セキュリティ対策の違い
両社とも、顧客資産の安全性を最重要視し、強固なセキュリティ対策を実施しています。基本的なセキュリティ機能として、以下の対策が実装されています
- 2段階認証による本人確認
- コールドウォレットでの資産保管
- マルチシグ(複数承認)システム
コインチェックは過去のハッキング事件の教訓を活かし、マネックスグループの技術とノウハウを活用した独自のセキュリティシステムを構築しています。特に、資産の分別管理とセキュリティ監査の体制が充実しています。
GMOコインは、GMOグループの金融事業で培った高度なセキュリティ技術を導入。24時間体制でのモニタリングシステムや、不正アクセス対策、定期的な脆弱性診断など、包括的なセキュリティ対策を実施しています。
入金・出金方法の違い
入金・出金方法は、取引をスムーズに行うための重要な要素です。両社とも主要な入出金方法に対応していますが、手続きの違いがあります。
入出金方法 | コインチェック | GMOコイン |
---|---|---|
銀行振込 | 対応 | 対応 |
即時入金 | 対応(手数料あり) | 対応(無料) |
コンビニ入金 | 対応(手数料あり) | 非対応 |
GMOコインはほぼすべての入出金が手数料無料である一方、出金には1万円以上という制限があります。コインチェックは手数料は発生するものの、より柔軟な入出金が可能です。
サービスの特徴を比較
暗号資産(仮想通貨)取引所は、単なる売買の場としてだけでなく、様々な付加価値サービスを提供しています。ここでは、コインチェックとGMOコインの特徴的なサービスを詳しく比較していきます。
両社とも独自のサービスを展開しており、これらのサービスの違いが取引所選びの重要なポイントとなることもあります。ユーザーのニーズに合わせて、最適なサービスを提供する取引所を選択することが大切です。
NFTマーケットプレイスの違い
NFT(非代替性トークン)市場への対応は、両社で大きく異なります。コインチェックは国内最大級のNFTマーケットプレイスを運営しており、取引所のアカウントとシームレスに連携できることが特徴です。
コインチェックNFTでは以下のような特徴があります
- 「The Sandbox」などの人気メタバースのNFT取扱
- ガス代(手数料)が無料のオフチェーン方式を採用
- 2023年からINO(Initial NFT Offering)サービスを開始
一方、GMOコインではNFT取引は提供していませんが、GMOグループとして「Adam by GMO」という別のNFTマーケットプレイスを運営しています。ここでは日本円での直接購入が可能という特徴があります。ただし、GMOコインのアカウントとの連携機能はありません。
暗号資産(仮想通貨)の積立サービス
両社とも、定期的に一定額を投資できる積立サービスを提供しています。このサービスは、ドルコスト平均法による長期投資を可能にする重要な機能です。
項目 | コインチェック | GMOコイン |
---|---|---|
最低積立額 | 500円から | 1,000円から |
対象通貨数 | 7通貨 | 9通貨 |
積立頻度 | 毎日/毎週/毎月 | 毎日/毎週/毎月 |
コインチェックの「Coincheckつみたて」は手数料無料で利用でき、500円という少額から始められる点が特徴です。ですので、最低積立金額を安く済ませたい場合はコインチェック、銘柄を少しでも多く扱いたい場合はGMOコインがお勧めです。
暗号資産(仮想通貨)の貸出サービス
両社とも、保有する暗号資産を貸し出して利息収入を得られるレンディングサービスを提供しています。このサービスは、保有資産から追加の収益を得られるという点で注目されています。
サービス特徴 | コインチェック | GMOコイン |
---|---|---|
最大年利 | 5.0% | 15.0% |
貸出期間 | 14日~365日 | 1週間~3ヶ月 |
対象銘柄数 | 24銘柄 | 27銘柄 |
GMOコインは「貸暗号資産ベーシック」と「貸暗号資産プレミアム」の2つのプランを用意しており、より柔軟な運用が可能です。一方、コインチェックは期間選択の自由度が高く、長期運用に適しています。それぞれご自身の用途に合わせて取引を行うのをお勧めします。
その他の独自サービス
両社とも、取引所としての基本機能に加えて、独自の付加価値サービスを展開しています。特にコインチェックは、暗号資産の実用的な活用に力を入れています。
コインチェックの主な独自サービス
- Coincheckでんき(電気料金のビットコイン還元)
- Coincheckガス(ガス料金のビットコイン還元)
- Coincheck IEO(新規暗号資産の先行販売)
GMOコインの特徴的なサービス
- 外国為替FXとの連携サービス
- 暗号資産FXのレバレッジ取引
- カスタマイズ可能なアラート機能
特筆すべきは、コインチェックの光熱費支払いサービスで、最大7.0%のビットコイン還元が受けられます。これにより、日常生活の中で自然に暗号資産を貯めることができる仕組みを提供しています。
メリット・デメリットを詳しく比較
コインチェックとGMOコインは、それぞれに特徴的な強みと弱みを持っています。ここでは、実際のユーザーの評価も踏まえながら、両社のメリットとデメリットを詳しく解説していきます。
取引所選びの際は、これらのメリット・デメリットを自分の投資スタイルと照らし合わせ、総合的に判断することが重要です。
コインチェックのメリット
コインチェックの最大の強みは、初心者にとっての使いやすさです。国内暗号資産取引所の中で、以下の点で特に高い評価を得ています。
- 直感的で分かりやすい操作性
- 充実した初心者向け学習コンテンツ
- スマホアプリの完成度の高さ
また、取扱通貨の豊富さも大きな魅力です。32銘柄という国内最大級の取扱数に加え、NFTやメタバース関連の新興暗号資産も積極的に導入しています。
さらに、実用的な独自サービスも特徴的です。Coincheckでんき・ガスによるビットコイン還元や、NFTマーケットプレイスの運営など、暗号資産の活用範囲を広げるサービスを展開しています。
コインチェックのデメリット
一方で、コインチェックにはいくつかの課題も存在します。最も大きな課題は手数料の高さです。特に以下の点で、コスト面での負担が大きくなる可能性があります。
手数料項目 | 金額・率 |
---|---|
販売所スプレッド | 約6.0% |
出金手数料 | 407円 |
暗号資産送金手数料 | 通貨により異なる(比較的高額) |
また、レバレッジ取引への非対応も、投資の選択肢を制限する要因となっています。2020年3月以降、このサービスは提供されていません。
GMOコインのメリット
GMOコインの最大の強みは、手数料の安さです。以下のような点で、コスト面での優位性が際立っています。
- 入金・出金手数料が原則無料
- 暗号資産の送金手数料が無料
- 取引所でのMaker手数料がマイナス(還元あり)
また、取引機能の充実度も特徴です。レバレッジ取引やステーキング、高度なチャート分析ツールなど、幅広い投資ニーズに対応しています。
さらに、GMOグループならではの信頼性も大きな魅力です。金融事業での実績を活かしたセキュリティ対策や、安定した経営基盤を持っています。
GMOコインのデメリット
GMOコインの課題としては、まず初心者には操作が複雑という点が挙げられます。特にスマホアプリについては、以下のような指摘があります。
- 情報量が多く画面が煩雑
- 専門用語が多く理解が難しい
- 機能の習得に時間がかかる
また、出金に関する制限も注意が必要です。最低出金額が1万円と設定されているため、少額投資から始める場合は注意が必要です。
さらに、取引規制のリスクも存在します。急激な相場変動時には売買規制が入る可能性があり、機動的な取引ができない場合があります。
まとめ
コインチェックとGMOコインは、それぞれに特徴的な強みを持つ暗号資産取引所です。投資家のニーズに応じて、以下のような使い分けが推奨されます。
初心者の方にはコインチェックがおすすめです。直感的な操作性と充実した学習コンテンツで、安心して取引を始めることができます。
投資経験者の方にはGMOコインが適しています。手数料の安さと充実した取引機能で、より戦略的な投資が可能です。
また、両取引所ともセキュリティ対策は万全です。取引所選びの際は、自身の投資目的や取引スタイルに合わせて選択することをおすすめします。

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