「プログラミングスクールに通いたいけど、受講料が高くて躊躇している…」そんな方に朗報です。実は国の給付金や補助金を利用すれば、最大で受講料の80%がキャッシュバックされる制度があります。

この記事では、給付金・補助金が活用できるおすすめのプログラミングスクール5選と、各種給付金制度の仕組みや申請方法について徹底解説します。
給付金・補助金が最大80%OFFになるおすすめプログラミングスクール5選
プログラミングスクールの受講料は決して安くありませんが、国の助成制度を利用することで大幅に費用を抑えることができます。教育訓練給付金や補助金を活用すれば、最大で受講料の80%がキャッシュバックされる仕組みがあるのです。
以下で紹介する5つのスクールは、国から認定された教育機関であり、しっかりとしたカリキュラムと質の高い指導を提供しています。これからキャリアアップや転職を目指す方にとって、費用面の負担を軽減しながら専門的なスキルを身につけるための最適な選択肢となるでしょう。
各スクールには、それぞれ特徴や強みがあり、対象となる給付金・補助金の種類も異なります。



自分の目標や学びたい内容、現在の雇用状況に合わせて、最適なプログラミングスクールを選ぶことが大切です。
DMM WEBCAMP


引用元:DMM WEBCAMP公式
特徴と強み
DMM WEBCAMPは、未経験者でも最短3ヶ月でエンジニアを目指せるプログラミングスクールです。転職成功率は98%で、離職率はわずか2.3%という実績があります。



DMMグループならではの600社を超える限定求人や非公開求人を持ち、未経験を採用するIT企業担当者の88%がDMM WEBCAMPの卒業生を採用したいと回答しています。
常にメンター(講師)がいるので、不明点や疑問点はその場で解決できます。13時から22時まで毎日質問可能なオンラインチャットサポートや、回数無制限の課題レビューなどが用意されており、学習におけるサポート体制も充実しています。カウンセリング満足度は99%と高い評価を得ており、コーチングスキルの高いカウンセラーがキャリアや悩みの解決をサポートします。



私自身もDMM WEBCAMPを受講してエンジニア転職をしました!転職を目指す方や、短期間で実践的なスキルを身につけたい方に特におすすめのスクールです。
対象となる給付金・補助金
DMM WEBCAMPは「専門実践教育訓練給付金」と「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」の両方の対象となっています。「専門技術コース」と「就業両立コース」が専門実践教育訓練給付金の対象で、条件を満たせば支払った受講料の最大80%(上限64万円)の給付を受けられます。



リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業も対象なので、専門実践教育訓練給付金の条件を満たさない場合でも、在職中で転職を目指している方であれば受講料の最大70%(上限56万円)の補助金を利用できる可能性があります。
料金プランと給付金適用後の実質負担額
コース名 | 通常受講料(税込) | 給付金適用後の実質負担額(税込) | 受講期間 |
---|---|---|---|
専門技術コース | 910,800円 | 270,800円 | 4ヶ月 |
就業両立コース | 889,350円 | 249,350円 | 6ヶ月 |
専門技術コースは、1ヶ月目にWEB開発やプログラミング言語の基礎スキル、2ヶ月目でチーム開発、3ヶ月目でポートフォリオ作成、最後の1ヶ月でAIまたはクラウドの専門スキルまで学べる充実したカリキュラムが特徴です。
就業両立コースは、働きながら6ヶ月でエンジニアとして転職可能なレベルのスキルを習得するプログラムです。どちらのコースも分割払いが可能で、就業両立コースの場合は月々37,669円(初回のみ11万円)から受講できます。
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RUNTEQ(ランテック)


引用元:RUNTEQ公式サイト
特徴と強み
RUNTEQは「現場で1人でも開発できる人材を育てる」をコンセプトに掲げ、1,000時間に及ぶ充実したカリキュラムを提供するプログラミングスクールです。Ruby on Rails専攻の「Webエンジニア転職コース」は、経済産業大臣による第四次産業革命スキル習得講座にも認定されています。
最大の強みは、現場で求められる実践的なスキルを身につけられる点です。小さなタスクから少しずつ難易度を上げていく学習システムは、初心者でも無理なく技術力を高められるよう設計されています。



Web系開発企業への内定率は94%と高く、Ruby アソシエーション認定教育機関の認定も受けています。
無期限の転職サポートも特徴の一つで、就業に成功するまで継続的な支援を受けられます。マンツーマンの就職・転職サポートでは、履歴書/職務経歴書の作成・添削、自己分析サポート、求人案内、面接対策などを専属のキャリアトレーナーが担当します。


対象となる給付金・補助金
RUNTEQは厚生労働省指定の専門実践教育訓練給付金制度の対象となっています。Webエンジニア転職コース Ruby on Rails専攻が給付金対象講座として認定されており、条件を満たす受講生は受講料の最大80%(上限64万円)の給付を受けることができます。



また、経済産業省の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」の対象にもなっているため、専門実践教育訓練給付金の条件を満たさない方でも、在職中で転職を目指している場合は受講料の最大70%(上限56万円)の補助金を受けられる可能性があります。
料金プランと給付金適用後の実質負担額
コース名 | 通常受講料(税込) | 給付金適用後の実質負担額(税込) | 受講期間 |
---|---|---|---|
Webエンジニア転職コース Ruby on Rails専攻 | 550,000円 | 110,000円 | 9ヶ月(働きながらの場合) |
専門実践教育訓練給付金を最大限活用した場合、550,000円の受講料が実質110,000円まで軽減されます。受講期間は、フルタイムで学習できる場合は最短5ヶ月、働きながら学習する場合は9ヶ月を想定しています。
分割払いも可能で、3、6、10、12、24回から選択できます。月々の支払いは最低26,400円からとなっており、経済的な負担を抑えながら学習を進めることができます。
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TechAcademy(テックアカデミー)


引用元:TechAcademy(テックアカデミー)公式
特徴と強み
TechAcademyはオンライン完結型のプログラミングスクールで、累計3万名以上の教育実績を持っています。Web制作、Web開発、AI、データサイエンスなど多彩なコースを提供しており、専門分野に特化した学習が可能です。
最大の強みは、完全オンラインでありながら手厚いサポート体制を整えている点です。現役エンジニアのメンターとのマンツーマンレッスンが週2回あり、1回30分の時間で学習の進捗確認や質問対応を行います。



メンターは全員が実務経験3年以上の現役エンジニアで、通過率10%の選考をクリアした質の高い講師陣です。
また、24時間質問できるチャットサポートや回数無制限の課題レビューなど、学習をサポートする仕組みが充実しています。「はじめての副業コース」では、実力判定テスト合格者に副業案件を紹介するシステムがあり、初案件の提供率は100%を誇ります。
対象となる給付金・補助金
TechAcademyは2種類の給付金・補助金制度の対象となっています。厚生労働省の専門実践教育訓練給付金では、AI・Python・データサイエンスなどの15コースが第四次産業革命スキル習得講座として認定されており、受講料の最大80%(上限64万円)の給付を受けられます。
経済産業省のリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の補助金も対象で、受講料の最大70%(上限56万円)が支給されます。



重要なのは、教育訓練給付金を受給した後でも、リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の補助金を別途受給できるという点です。
料金プランと給付金適用後の実質負担額
コース名 | 通常受講料(税込) | 給付金適用後の実質負担額(税込) | 受講期間 |
---|---|---|---|
AIコース(16週間) | 339,900円 | 123,600円 | 16週間 |
データサイエンスコース(16週間) | 339,900円 | 123,600円 | 16週間 |
Python+AIセット(24週間) | 503,800円 | 183,200円 | 24週間 |
エンジニア転職保証コース | 877,800円 | 319,200円 | 24週間 |
コース期間の選択が可能な点も特徴で、同じコースでも8週間、12週間、16週間など異なる期間から選べます。分割払いにも対応しており、2〜24回の分割が可能です。



先割(先行申込みで5%OFF)やトモ割(同僚や友人と一緒の受講で1万円OFF)などの割引制度もあります。
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Aidemy(アイデミー)


引用元:Aidemy
特徴と強み
AidemyはAIに特化したプログラミングスクールで、東京大学発のAI技術が学べます。東大発の技術力と、実践的なカリキュラムが最大の強みです。



AIに必要な数学やPythonの入門から実践的なAIアプリケーション開発まで学べ、ブラウザ上でコードを書きながら実践的に学習できます。
学習が小単元ごとに分かれ、学んだ後にすぐ確認テストがあるため、インプットとアウトプットを繰り返しながら効率的に学習できる仕組みになっています。火〜金曜の17〜22時、土〜月曜の12〜22時に講師に質問できる体制が整っており、オンラインで他の受講生と交流できるバーチャル学習室も用意されています。
AI/IoT市場は急成長中で、Aidemyの調査では60%以上の経営者が「データサイエンティスト/データアナリストを未経験でも採用したい」と回答しており、約半数が他の未経験職種よりも「好待遇」を提示すると回答しています。



このようにキャリアの将来性も大きな魅力です。
対象となる給付金・補助金
Aidemyは専門実践教育訓練給付金の対象となっています。AIアプリ開発講座、データ分析講座、自然言語処理講座が第四次産業革命スキル習得講座として認定されており、条件を満たせば受講料の最大80%(上限64万円)の給付を受けられます。



また、JDLA認定・E資格取得講座も専門実践教育訓練給付金の対象となっており、E資格取得を目指す方にも適しています。
料金プランと給付金適用後の実質負担額
コース名 | 通常受講料(税込) | 給付金適用後の実質負担額(税込) | 受講期間 |
---|---|---|---|
AIアプリ開発講座 | 528,000円 | 105,600円 | 3ヶ月 |
データ分析講座 | 528,000円 | 105,600円 | 3ヶ月 |
自然言語処理講座 | 528,000円 | 105,600円 | 3ヶ月 |
E資格対策講座 | 327,800円 | 65,560円 | 3ヶ月 |
受講期間は3ヶ月と比較的短期間ですが、AIエンジニアとして必要なスキルを集中的に学ぶことができます。E資格対策講座は合格保証付きで、試験のサポートも受けられます。



受講修了後も1年間のキャリアサポートが付いており、キャリアカウンセリングや求人紹介などを受けられます。
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侍エンジニア(SAMURAI ENGINEER)


引用元:侍エンジニア公式
特徴と強み
侍エンジニアは、一人ひとりの学習スタイルや目標に合わせたオーダーメイドカリキュラムが最大の特徴です。受講前に目標や学習目的をヒアリングし、最適なカリキュラムを策定してくれるため、最短で必要なスキルを身につけられます。
月分割4,098円から学べる価格設定も魅力で、専属の現役エンジニアによるマンツーマンレッスンを週1回60分から受けられます。



レッスン以外の時間でも、オンラインQ&Aサービスで疑問点を質問できるほか、学習のモチベーション維持をサポートする学習コーチ、キャリアチェンジを目指す方向けのキャリアアドバイザーが付き、多角的なサポート体制が整っています。
受講生の学習完了率98%、転職成功率99%という実績があり、転職成功後の平均年収は65万円アップしています。転職後の離職率も3%と低く、長期的に活躍できるキャリア形成を支援しています。
対象となる給付金・補助金
侍エンジニアは3種類の給付金・補助金制度を利用できる数少ないスクールです。
- 厚生労働省の一般教育訓練給付金(受講料の20%、上限10万円)
- 厚生労働省の専門実践教育訓練給付金(受講料の最大80%、上限64万円)
- 経済産業省のリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の補助金(受講料の最大70%、上限56万円)
特に給付金対象コースが豊富で、LPIC資格対策コース、Java資格対策コース、クラウドエンジニア転職保証コース(AWS)、Webエンジニア転職保証コース、AIアプリコース、データサイエンスコース、フリーランスコース、Webデザイナー転職コースなど多彩なコースが対象となっています。
料金プランと給付金適用後の実質負担額
コース名 | 通常受講料(税込) | 給付金適用後の実質負担額(税込) | 受講期間 |
---|---|---|---|
Webエンジニア転職保証コース(16週間) | 663,300円 | 132,660円 | 16週間 |
クラウドエンジニア転職保証コース(16週間) | 454,300円 | 165,200円 | 16週間 |
AIアプリコース(16週間) | 663,300円 | 241,200円 | 16週間 |
Java資格対策コース(12週間) | 287,100円 | 104,400円 | 12週間 |
フリーランスコース(24週間) | 840,950円 | 201,950円 | 24週間 |
分割払いも可能で、2〜60回の分割から選択できます。月々4,098円からと低価格で始められるのも大きな魅力です。転職保証コースでは、転職活動で内定が獲得できなければ受講料を全額返金する保証もついています。



また、学割(通常の受講料から10%OFF)、50歳以上の方は全コース10%OFF、シングルマザーや障がいをお持ちの方は全コース25%OFFといった割引制度も充実しており、給付金と組み合わせることでさらにお得に受講可能です。
\3種類の給付金・補助金制度を利用可能/
プログラミングスクールで活用できる給付金・補助金の種類と特徴
プログラミングスクールの受講費用を抑えるために活用できる給付金・補助金には複数の種類があります。それぞれ支給条件や支給額が異なるため、自分の状況に合った制度を選びましょう。ここでは主な6種類の給付金・補助金について解説します。
主な給付金として、厚生労働省の教育訓練給付金(「一般」「特定一般」「専門実践」の3種類)があり、支給率は20%〜80%と大きく異なります。



ひとり親世帯向けにはさらに手厚い補助制度もあります。また、在職中で転職を目指す方向けには「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」の補助金もあります。


一般教育訓練給付金とは?
一般教育訓練給付金は、雇用の安定と再就職の促進を目的とした制度で、厚生労働大臣指定の教育訓練を修了すると受講料の20%(上限10万円)が支給されます。多くのプログラミングスクールが対象となっており、最も一般的な給付金制度です。
支給条件として、雇用保険の加入期間が3年以上(初回は1年以上)あることが必要です。



離職者の場合は、離職日から受講開始日までが1年以内である必要があります。スキルアップや資格取得を目指す方に適した制度です。
一般教育訓練給付金の支給条件
主な支給条件は以下の通りです。
- 厚生労働大臣指定の教育訓練を受講し修了すること
- 雇用保険の支給要件期間が3年以上(初回は1年以上)あること
- 前回の給付金受給から3年以上経過していること(該当者のみ)
離職して1年以上経過している場合や、雇用保険の加入期間が条件未満の場合は対象外となります。



条件を満たしているか不安な場合は、お住まいの地域を管轄するハローワークで確認できます。
一般教育訓練給付金の申請に必要な書類
申請に必要な主な書類は以下の通りです。
- 教育訓練給付金支給申請書(スクールから配布)
- 教育訓練修了証明書(スクールが発行)
- 領収書
- 本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)
- マイナンバー確認書類
- 払渡希望銀行の通帳またはキャッシュカード



多くの書類が必要に見えますが、大半はスクールが用意してくれるものや、普段持ち歩いている身分証明書などです。ハローワークでも詳しい案内が受けられます。
一般教育訓練給付金の申請から支給までの流れ
給付金受取までの流れは以下の通りです。
- 支給要件の照会(任意):受講前にハローワークで条件確認
- 講座の受講・修了:指定講座を受講し修了
- 給付金の申請:修了日の翌日から1ヶ月以内に申請
- 給付金の支給:問題なければ指定口座に振込(1〜2週間)



申請は講座修了後のみ可能で、期限は修了日の翌日から1ヶ月以内です。期限を過ぎると支給されないため注意しましょう。
特定一般教育訓練給付金とは?
特定一般教育訓練給付金は、令和元年10月に新設された制度で、受講料の40%(上限20万円)が支給されます。労働者の速やかな再就職や早期のキャリア形成に役立つ教育訓練を対象としています。
対象講座は、独占資格や必置資格に関する養成課程、ITSSレベル2以上の情報通信技術資格取得講座、ITパスポート試験合格目標講座などに限定されます。



プログラミングスクールではWinスクールなどが対象となっています。
特定一般教育訓練給付金の支給条件
支給条件は一般教育訓練給付金と類似していますが、訓練前キャリアコンサルティングが必須である点が大きく異なります。
- 厚生労働大臣指定の特定一般教育訓練を修了すること
- 雇用保険の支給要件期間が3年以上(初回は1年以上)あること
- 訓練前にキャリアコンサルティングを受け、ジョブ・カードを作成すること



この追加条件によりハードルは少し高くなりますが、その分支給額が大きくなるメリットがあります。
特定一般教育訓練給付金の申請に必要な書類
受講前と受講後の2段階で書類提出が必要です。
【受講前】
- 教育訓練給付金受給資格確認票
- 発行1年以内のジョブ・カード
- 本人確認書類・マイナンバー確認書類
【受講後】
- 受給資格確認通知書
- 教育訓練給付金支給申請書
- 教育訓練修了証明書と領収書



一般教育訓練給付金より必要書類が多く、特に受講前の手続きが追加されています。計画的な準備が必要です。
特定一般教育訓練給付金の申請から支給までの流れ
- 支給要件の照会(必須):受講前に条件確認
- 訓練前キャリア・コンサルティング:受講開始日の1ヶ月前までに実施
- 講座の受講・修了
- 給付金の申請:修了日の翌日から1ヶ月以内
- 給付金の支給:約1〜2週間後
一般教育訓練給付金と異なり、支給要件の照会と訓練前キャリア・コンサルティングが必須です。



特に受講開始日の1ヶ月前までに訓練前キャリア・コンサルティングを完了させる必要があるため、余裕をもったスケジュール管理が重要です。
専門実践教育訓練給付金とは?
専門実践教育訓練給付金は、労働者の中長期的なキャリア形成を支援する制度で、支給率が最も高い給付金です。



初回申請で教育訓練経費の50%(年間上限40万円)が支給され、就職や転職した場合は追加で20%(年間上限16万円)、さらに賃金が5%以上上昇した場合は10%(年間上限8万円)が追加支給されます。
対象となるのは専門的・実践的な教育訓練で、プログラミングスクールでは第四次産業革命スキル習得講座(Reスキル講座)として認定されたコースが該当します。DMM WEBCAMP、TechAcademy、RUNTEQ、Aidemyなど多くのスクールが対象です。
専門実践教育訓練給付金の支給条件
主な支給条件は以下の通りです。
- 厚生労働大臣指定の専門実践教育訓練を修了すること
- 雇用保険の支給要件期間が3年以上(初回は2年以上)あること
- 訓練前にキャリアコンサルティングを受け、ジョブ・カードを作成すること
一般教育訓練給付金と比べて、初回受給でも雇用保険加入期間が2年以上必要である点と、訓練前キャリアコンサルティングが必須である点が異なります。



また、失業中の方の場合は受講開始時の年齢が45歳未満であることが条件になります(通信制・夜間制は例外あり)。
専門実践教育訓練給付金の申請に必要な書類
受講前と受講中/受講後の2段階で書類提出が必要です。
【受講前】
- 教育訓練給付金受給資格確認票
- 発行1年以内のジョブ・カード
- 本人確認書類・マイナンバー確認書類
【受講中/受講後】
- 教育訓練給付金の受給資格者証
- 教育訓練給付金支給申請書
- 受講証明書または修了証明書
- 領収書
長期の講座では6ヶ月ごとに申請できるため、複数回の申請が必要になる場合もあります。



また、追加給付を受けるためには、就職や資格取得を証明する書類も必要です。
専門実践教育訓練給付金の申請から支給までの流れ
- 支給要件の照会(必須):受講前に条件確認
- 訓練前キャリア・コンサルティング:受講開始日の1ヶ月前までに実施
- 講座の受講開始
- 給付金の申請(訓練中):6ヶ月ごとに申請可能
- 講座の修了と最終申請
- 追加給付の申請(該当者のみ):就職後など
専門実践教育訓練給付金の特徴は、受講中でも6ヶ月ごとに申請可能な点です。これにより長期講座でも経済的負担を軽減しながら学習を続けられます。



また、追加給付を含めると最大80%の支給を受けられるため、効率的にスキルアップを目指せます。
第四次産業革命スキル習得講座(Reスキル講座)とは
第四次産業革命スキル習得講座(Reスキル講座)とは、ITやデータ分野など将来的に雇用増大が見込まれる分野の専門的・実践的な教育訓練講座を経済産業大臣が認定する制度です。専門実践教育訓練給付金の対象講座の一部として位置づけられています。



具体的には、AI(人工知能)やIoT、データサイエンスなど、デジタル技術に関連する高度なスキルを習得できる講座が認定されています。ITSSレベル4相当以上の技術を習得できることが条件です。
DMM WEBCAMP、TechAcademy、RUNTEQ、Aidemy、テックキャンプなど多くのプログラミングスクールがReスキル講座として認定されており、これらを受講することで最大80%の給付を受けられます。AI人材やデータサイエンティストを目指す方に特におすすめです。
自立支援教育訓練給付金とは?
自立支援教育訓練給付金は、母子家庭の母(シングルマザー)または父子家庭の父(シングルファザー)の能力開発を支援する制度です。



厚生労働省指定の教育訓練講座を修了した場合、受講料の60%(上限20万円)が支給されます。
専門実践教育訓練給付金の対象講座を受講した場合は、上限が「修学年数×40万円(最大160万円)」まで引き上げられます。さらに、講座修了後1年以内に資格取得および就職した場合は、受講費用の25%(上限20万円)が追加支給されるため、最大85%の支給を受けることも可能です。
自立支援教育訓練給付金の支給条件
主な支給条件は以下の通りです。
- 母子家庭の母または父子家庭の父であること
- 20歳未満の子を養育していること
- 児童扶養手当を受給しているか、同等の所得水準であること
- 適職に就くために対象の教育訓練が必要と認められること
この制度の特徴は雇用保険の加入状況に関わらず利用できる点です。



ただし、自治体によって実施状況や細かい条件が異なる場合があるため、お住まいの地域の母子福祉担当窓口で確認してください。
自立支援教育訓練給付金の申請から支給までの流れ
- 事前相談:自治体の窓口で相談し、対象となるか確認
- 講座指定申請書の提出:受講開始前に申請
- 講座指定:審査結果の通知
- 講座受講・修了
- 支給申請:修了後に申請書提出
- 給付金支給:指定口座に振込
重要なポイントは、講座の受講前に必ず事前相談と申請を行うことです。



受講開始後の申請では対象となりません。講座開始予定日の1〜2ヶ月前には手続きを始めましょう。
高等職業訓練促進給付金とは?
高等職業訓練促進給付金は、母子家庭の母または父子家庭の父が資格取得のために養成機関で訓練する場合に、訓練期間中の生活費を支援する制度です。



支給額は市町村民税の課税状況によって異なり、非課税世帯には月額10万円、課税世帯には月額7万500円が支給されます。
修了前の12ヶ月は各4万円が加算されます。支給期間は訓練期間全体(最大48ヶ月)で、長期間の安定した支援が受けられます。
高等職業訓練促進給付金の支給条件
主な支給条件は以下の通りです。
- 母子家庭の母または父子家庭の父であること
- 児童扶養手当を受給しているか、同等の所得水準であること
- 養成機関で6ヶ月以上のカリキュラムを修業し、対象資格取得が見込まれること
- 仕事や育児と修業の両立が困難であること
令和6年度から条件が緩和され、従来の1年以上のカリキュラムから6ヶ月以上のカリキュラムに変更されました。



また、所得制限を超過した場合も1年間は対象となるよう緩和されています。
高等職業訓練促進給付金の申請から支給までの流れ
- 事前相談:自治体の窓口で制度について相談
- 申請書類の提出:受講開始前に必要書類を提出
- 審査・決定:自治体による審査と支給決定
- 通学開始:養成機関での修業を開始
- 定期的な報告:出席状況の報告(四半期ごと)
- 給付金支給:毎月または一定期間ごとに指定口座に振込
他の給付金と同様に、受講開始前の手続きが必要です。



また、通学中は定期的に出席状況の報告が求められますので、計画的に対応しましょう。
リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の補助金とは?
「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」は、経済産業省が実施する円滑な労働移動を促すための制度です。在職中で転職を目指す方を対象に、キャリア相談から転職支援までをワンストップで提供します。
この制度では、対象講座を受講する際の費用負担が軽減され、受講料の最大70%(上限56万円)が補助金として支給されます。



具体的には、講座修了時に受講料の50%(上限40万円)、転職成功後に追加で20%(上限16万円)が支給されます。
DMM WEBCAMP、TechAcademy、LINEヤフーテックアカデミー、侍エンジニア、ポテパンキャンプなど多くのプログラミングスクールが対象となっています。教育訓練給付金と併用はできませんが、過去に教育訓練給付金を受給した方でも申請可能な点が特徴です。
対象者と支給条件
対象者と支給条件は以下の通りです。
- 在職者(正社員、契約社員、パート・アルバイト、派遣社員)であること
- 雇用主の変更を伴う転職を目指していること
個人事業主やフリーランスなど、企業と雇用契約を結んでいない方は対象外となります。



また、同じ会社内での異動やグループ企業への転職は「雇用主の変更」に該当しないため対象外です。
この制度は教育訓練給付金よりも条件が緩やかで、雇用保険の加入期間などの条件がないため、比較的利用しやすい点が特徴です。現在の仕事をしながら新しいスキルを身につけ、キャリアチェンジを目指す方に適しています。
給付金・補助金を活用してプログラミングスクールに通うメリット
プログラミングスクールに通う際に前述した給付金や補助金を活用することで、多くのメリットが得られます。単なる費用削減だけでなく、学習の質や将来のキャリアにも良い影響があります。
経済的負担を大幅に軽減できる
最大のメリットは、経済的負担の大幅な軽減です。プログラミングスクールの受講料は30万円〜90万円程度と高額ですが、専門実践教育訓練給付金を活用すれば最大80%、リスキリング補助金でも最大70%が支給されます。



例えば、50万円のコースでも実質10万円程度で受講可能な場合があります。経済的な不安が減ることで、より高品質なコースや長期間のカリキュラムを選択できるようになります。
また、「投資額が大きすぎて失敗できない」というプレッシャーからも解放されます。
質の高い教育を受けられる
給付金対象のプログラミングスクールは、国が定めた厳しい基準をクリアした教育機関です。特に第四次産業革命スキル習得講座(Reスキル講座)は、ITSSレベル4相当以上の技術を習得できることが条件となっており、業界で求められる実践的なスキルを身につけられます。
また、給付金対象のスクールは修了率や就職率などの実績報告が求められるため、受講生の成功にコミットしています。



手厚いサポート体制や質の高い講師陣を揃えているケースが多く、独学では得られない専門的な指導を受けることができます。
転職・キャリアアップに有利
給付金対象のスクールを修了することは、転職やキャリアアップの際の強みになります。国が認定した講座を修了したという事実は、一定水準以上のスキルの証明になるからです。
多くのスクールでは充実した就職・転職サポートも提供しています。



企業とのコネクションを持つスクールも多く、未経験からエンジニアへのキャリアチェンジをスムーズに進められます。
転職成功率90%以上のスクールもあり、キャリアチェンジを確実に実現するための強力な後押しとなります。
給付金・補助金でプログラミングスクールを選ぶ際の注意点
給付金・補助金を活用する際には、いくつかの重要な注意点があります。単に「給付金が使える」というだけでスクールを選ぶと、後悔する可能性もあるため注意が必要です。
学べる内容と自分の目標が合致しているか
最も重要なのは、カリキュラム内容が自分の目標と合致しているかです。給付金が使えるからという理由だけで選ぶと、本来学びたかった内容と異なる場合があります。



例えば、Webエンジニアを目指す方がAI特化型のスクールを選んでしまうと、必要なスキルを十分に習得できない可能性があります。
自分が何のためにプログラミングを学ぶのか、どんなキャリアを目指すのかを明確にした上で、その目標に合ったコースを探しましょう。
給付金の支給条件を満たしているか
各給付金・補助金にはそれぞれ支給条件があります。例えば、専門実践教育訓練給付金では雇用保険の加入期間が2年以上必要ですが、リスキリング補助金では在職中で転職を目指していることが条件です。
条件を満たしているか不安な場合は、ハローワークや各スクールの無料カウンセリングで事前に確認しましょう。



受講を始めてから「条件を満たしていなかった」と気づくと手遅れになります。
給付金が支給されるタイミング
給付金・補助金は後払いが基本です。そのため、一時的に全額を支払う資金が必要になります。一般教育訓練給付金は受講修了後、専門実践教育訓練給付金は6ヶ月ごとに申請可能です。
追加給付(20%または10%)は就職や賃金上昇後に支給されるため、すぐには受け取れません。リスキリング補助金も講座修了時(50%)と転職成功後(20%)に分かれています。



受講前に支給タイミングを確認し、資金計画を立てましょう。
受講前の手続きが必要
多くの給付金は受講開始前の手続きが必要です。特に専門実践教育訓練給付金では、受講開始日の1ヶ月前までにキャリアコンサルティングを受けてジョブ・カードを作成する必要があります。
自立支援教育訓練給付金も受講前に自治体への申請が必要で、受講開始後の申請では対象外となります。



早めに情報収集を行い、必要な手続きを計画的に進めることが重要です。
プログラミングスクールの給付金・補助金に関するよくある質問
まとめ
プログラミングスクールの給付金・補助金を活用することで、経済的負担を大幅に軽減しながら質の高い教育を受けることができます。自分の状況に合った制度を選び、必要な手続きを計画的に進めましょう。
一般教育訓練給付金(最大20%)、特定一般教育訓練給付金(最大40%)、専門実践教育訓練給付金(最大80%)の3種類の給付金は雇用保険加入者対象です。ひとり親向けの給付金や、在職者向けのリスキリング補助金(最大70%)もあります。
DMM WEBCAMP、RUNTEQ、TechAcademy、Aidemy、侍エンジニアなど多くのスクールが対象となっています。自分の目標に合ったスクールを選び、効率的にプログラミングスキルを身につけましょう。



IT人材の需要は今後も高まり続けるため、給付金制度を賢く活用して自己投資を行い、キャリアアップや転職を成功させましょう。
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