ビットコインなどの仮想通貨投資を始めたいけれど、どの取引所を選べばいいのか迷っていませんか?2025年現在、日本国内だけでも20社以上の取引所が存在しており、初めての方には選び方が難しい状況です。
本記事では、初心者に特におすすめの5つの取引所を厳選して紹介します。各取引所の特徴やメリット・デメリットを詳しく解説するとともに、具体的な始め方まで徹底的に解説。セキュリティや手数料の比較も行っているので、自分に合った取引所選びに役立ててください。
ビットコイン(Bitcoin)とは?
ビットコインは2009年に誕生した、世界初の暗号資産(仮想通貨)です。法定通貨のような国家による裏付けはありませんが、インターネット上で自由に取引できる電子マネーとして広く普及しています。
現在では時価総額1位の暗号資産として、世界中で取引されています。2025年1月時点の時価総額は約2兆640億ドル(約324兆円)にのぼり、イーサリアムやリップルなど、後発の暗号資産と比べても圧倒的な規模を誇っています。
また、2025年1月から始まった米国のトランプ政権で、ビットコイン準備金などの暗号資産に関する大統領令が期待されており、年内には1BTCあたり12万ドル(約2000万円)まで上昇するのではないかと多くの投資家、企業、国が注目しています。
購入方法はいたってシンプルで、取引所を通じて日本円で購入することができ、少額から投資を始められるのが特徴です。ただし、価格変動が大きいため、投資にあたってはリスクをよく理解し、余裕資金で取り組むことが重要です。
暗号資産(仮想通貨)投資の3つのメリット
暗号資産(仮想通貨)投資には、株式投資や為替取引など従来の投資とは異なる特徴的なメリットがあります。代表的な仮想通貨であるビットコインを例に挙げると、少額から始められる、24時間365日取引可能、値動きが大きく高収益が狙えるという3つの大きなメリットがあります。これらのメリットは、特に投資初心者や若い世代の投資家から注目を集めている理由の1つとなっています。
少額から始められる
暗号資産(仮想通貨)投資の最大の特徴は、わずか500円程度から投資を始められる点です。GMOコインでは0.00001BTC(ビットコイン)から、bitbankでは0.00000001BTCから取引が可能です。これは株式投資で必要となる最低投資額(一般的に10万円程度)と比較すると、かなり少額から始められることが分かります。
また、取引所によって最低取引単位は異なりますが、以下のような取引単位で取引が可能です。
取引所名 | 最低取引単位 |
---|---|
Coincheck | 500円相当額 |
GMOコイン | 0.00001BTC |
bitbank | 0.00000001BTC |
このように少額から投資を始められる点は、投資初心者にとって大きなメリットとなっています。自分の投資スタイルや資金力に合わせて、柔軟に投資額を設定できます。
24時間365日取引可能
暗号資産(仮想通貨)は、株式市場のような取引時間の制限がなく、24時間365日いつでも取引が可能です。これは、仕事や学業で日中の取引が難しい方でも、夜間や休日に取引することができる大きなメリットとなっています。
また、取引所によってはスマートフォンアプリを提供しており、外出先からでもリアルタイムで相場をチェックし、取引することができます。例えばCoincheckやGMOコインでは、使いやすさに定評のあるスマートフォンアプリを提供しており、いつでもどこでも気軽に取引できる環境が整っています。
さらに、入出金についても24時間対応している取引所が多く、bitbankでは土日を含めて24時間リアルタイムでの入金が可能です。このように時間や場所を選ばずに取引できる利便性は、投資家にとって大きなメリットとなっています。
値動きが大きく高収益が狙える
暗号資産(仮想通貨)は、株式や為替と比較して値動き(ボラティリティ)が大きいことが特徴です。例えば、2024年に入ってからのビットコインの価格変動は、最大で200%以上の上昇を記録しています。これは、適切なタイミングで売買することで、大きな利益を得られる可能性があることを意味しています。
ただし、大きな値動きは大きなリスクも伴います。以下は、主要な金融商品の価格変動率の比較です。
金融商品 | 2024年の価格変動率 |
---|---|
ビットコイン | 0.0%~+203.68% |
株式(ソニーG) | -16.13%~+26.23% |
為替(米ドル/円) | -7.43%~+4.20% |
このように大きな値動きを活かした投資が可能ですが、投資は余裕資金で行い、リスク管理を徹底することが重要です。特に初心者の方は、まずは少額から取引を始め、徐々に取引に慣れていくことをおすすめします。
暗号資産(仮想通貨)取引の注意点とリスク
暗号資産(仮想通貨)取引は高い収益が期待できる一方で、株式投資などの従来の金融商品と比べてリスクが高いという特徴があります。初めて投資を始める方は、取引に伴うリスクをしっかりと理解し、適切なリスク管理を行うことが重要です。ここでは、暗号資産取引における4つの主要なリスクと注意点について解説します。
価格変動リスクについて
暗号資産(仮想通貨)の価格変動は、株式や為替と比べて非常に大きいことが特徴です。例えば、2024年のビットコインの価格変動率は最大で200%以上を記録しています。これは株式市場の主要銘柄の変動率(20~30%程度)と比較すると、格段に大きな変動であることが分かります。
このような大きな価格変動は、短期間で大きな利益を得られる可能性がある一方で、同様に大きな損失を被るリスクも伴います。特に、暗号資産市場は株式市場と比べて歴史が浅く、規制も発展途上であるため、予期せぬニュースや規制変更によって大きな価格変動が起こることがあります。
価格変動リスクに対処するためには、分散投資や投資金額の管理、定期的な利益確定など、適切な投資戦略を立てることが重要です。特に初心者の方は、まずは少額から取引を始め、市場の値動きに慣れていくことをおすすめします。
レバレッジ取引のリスク
レバレッジ取引は、少額の証拠金で大きな取引を行うことができる一方で、それだけ大きなリスクを伴う取引手法です。例えば、2倍のレバレッジをかけた場合、価格が50%下落すると投資した証拠金が全て失われることになります。
主要な取引所のレバレッジ倍率は以下の通りです。
取引所名 | 最大レバレッジ倍率 |
---|---|
GMOコイン | 2倍 |
SBI VCトレード | 2倍 |
BitTrade | 2倍 |
レバレッジ取引は、価格変動による損失が投資額を上回る可能性があるため、取引経験が豊富な投資家向けの取引手法といえます。初心者の方は、まずは現物取引で経験を積むことをおすすめします。
システムリスクに注意
暗号資産取引は、インターネットを介した電子取引システムを利用して行われます。そのため、システムの不具合やサーバーダウン、通信障害などによって取引ができなくなるリスクがあります。
特に価格が大きく変動する場合には、取引所のシステムに負荷が集中し、注文が約定しないことや、取引画面にアクセスできなくなることがあります。また、サイバー攻撃によってシステムがダウンしたり、不正アクセスによって資産が流出したりするリスクもあります。
システムリスクに対処するためには、セキュリティ対策が充実し、システム障害の少ない信頼できる取引所を選ぶことが重要です。例えば、bitbankは国内初のISMS認証を取得し、第三者機関により国内No.1のセキュリティ水準を評価されています。
投資は余裕資金で行う
暗号資産投資において最も重要な原則は、生活に必要な資金は決して投資に回さないということです。暗号資産は価格変動が大きく、短期間で大きな損失を被る可能性があるため、生活資金や借入金での投資は絶対に避けるべきです。
投資に回せる余裕資金の目安としては、以下のような条件を満たす資金が適切といえます。
- 生活費や将来の支出に影響を与えない金額であること
- 全額損失しても生活に支障をきたさない金額であること
- 借入金ではなく、自己資金であること
さらに、投資資金は一度に全額を投資せず、分散して投資することをおすすめします。例えば、投資可能額を10等分して、毎月一定額を投資していく方法(ドルコスト平均法)などが有効です。このように計画的に投資を行うことで、価格変動リスクを軽減することができます。
暗号資産(仮想通貨)取引所の選び方【6つのポイント】
暗号資産(仮想通貨)投資を始める際、取引所の選び方が投資の成功を大きく左右します。取引所によって手数料や取扱銘柄数、セキュリティ対策、アプリの使いやすさなど、様々な特徴があります。ここでは、取引所選びの重要な6つのポイントについて、それぞれ詳しく解説していきます。
取引所と販売所、どちらを選ぶべき?
暗号資産(仮想通貨)の取引方法には、大きく分けて「取引所」と「販売所」の2種類があります。取引所は投資家同士で売買を行う場であり、販売所は取引所から直接購入する場となります。それぞれに特徴があり、投資スタイルに応じて選択する必要があります。
形式 | 特徴 | 向いている投資家 |
---|---|---|
取引所 | ・手数料が安い ・指値注文が可能 ・取引量が少ないと約定しにくい | ・コスト重視の投資家 ・チャート分析を行う投資家 ・取引経験のある投資家 |
販売所 | ・すぐに取引できる ・スプレッドが発生 ・操作が簡単 | ・初心者投資家 ・すぐに取引したい投資家 ・手軽に投資したい投資家 |
初心者の方は、まずは操作が簡単な販売所から始めることをおすすめします。取引に慣れてきたら、コストを抑えられる取引所での取引も検討するとよいでしょう。
手数料の安さで比較する
暗号資産取引には様々な手数料が発生します。主な手数料として、取引手数料、入出金手数料、送金手数料があります。これらの手数料は取引所によって大きく異なるため、比較検討が重要です。
取引所名 | 取引手数料 | 日本円出金手数料 | 仮想通貨送金手数料(BTC) |
---|---|---|---|
GMOコイン | 無料 | 無料 | 無料 |
bitbank | Maker:-0.02%,Taker:0.12% | 550円/770円 | 0.0006BTC |
Coincheck | 無料 | 407円 | 変動制 |
長期投資の場合は取引頻度が少ないため、入出金手数料を重視するとよいでしょう。一方、短期売買を行う場合は、取引手数料の安さが重要になります。
取扱銘柄数を確認する
取引所によって取扱銘柄数には大きな差があります。国内の主要取引所の取扱銘柄数は以下の通りです。
取引所名 | 取扱銘柄数 | 主な取扱通貨 |
---|---|---|
BitTrade | 42種類 | BTC,ETH,XRP,ADA,DOT他 |
bitbank | 40種類 | BTC,ETH,XRP,MONA,XLM他 |
Coincheck | 31種類 | BTC,ETH,XRP,LTC,MONA他 |
取扱銘柄数が多い取引所のメリットは、投資の選択肢が広がり、分散投資がしやすい点です。また、新規の有望な仮想通貨に早めに投資できる可能性も高くなります。
セキュリティ対策を重視する
仮想通貨取引所を選ぶ際、最も重要な要素の一つがセキュリティ対策です。過去には大規模なハッキング事件も発生しており、セキュリティ対策が不十分な取引所を選ぶと資産が危険にさらされる可能性があります。
主要な取引所のセキュリティ対策は以下の通りです。
セキュリティ対策 | 内容 |
---|---|
2段階認証 | ログイン時にスマートフォンなどで追加認証を行う |
コールドウォレット | 顧客の資産をオフライン環境で保管する |
マルチシグ | 複数の秘密鍵による承認が必要な仕組み |
特にbitbankは国内初のISMS認証を取得しており、セキュリティ面での評価が高い取引所の一つです。
スマホアプリの使いやすさをチェック
近年はスマートフォンでの取引が主流となっており、アプリの使いやすさは重要な選択基準となっています。主要な取引所は独自のスマートフォンアプリを提供しており、以下のような特徴があります。
アプリの主な機能と特徴は以下の通りです。
機能 | 詳細 |
---|---|
チャート分析 | テクニカル指標やトレンドラインの表示 |
プッシュ通知 | 価格変動や注文約定の通知 |
簡単注文 | ワンタップでの売買が可能 |
特にCoincheckのアプリは国内アプリダウンロード数No.1を誇り、初心者にも使いやすいと評価が高いです。
キャンペーン内容を比較する
多くの取引所では、新規口座開設者向けのキャンペーンを実施しています。これらのキャンペーンを活用することで、取引開始時の初期コストを抑えることが可能です。
主な取引所の新規口座開設キャンペーン例は以下の通りです。
取引所名 | キャンペーン内容 | 条件 |
---|---|---|
BITPOINT | 最大2,000円相当のビットコインプレゼント | 口座開設完了と取引実施 |
bitbank | 1,000円プレゼント | 10,000円以上の入金 |
GMOコイン | 現金1,000円が当たる | 500円以上の購入 |
キャンペーンの内容は定期的に変更されるため、口座開設時に最新の情報を確認することをおすすめします。また、キャンペーン内容だけでなく、取引所の信頼性や使いやすさなども総合的に判断することが重要です。
【2025年最新】初心者におすすめの暗号資産(仮想通貨)取引所5選
暗号資産(仮想通貨)投資を始めるにあたり、取引所選びは重要なポイントとなります。ここでは信頼性、使いやすさ、手数料、セキュリティなど、様々な観点から総合的に評価して厳選した5つの取引所を紹介します。各取引所の特徴や利用者の評価を詳しく解説していきます。
Coincheck(コインチェック)
マネックスグループ傘下の取引所で、アプリの使いやすさに定評があります。特に初心者向けのわかりやすい取引画面と、31種類の豊富な取扱通貨が特徴です。
メリット・デメリット
メリットとして、スマートフォンアプリの操作性の高さが挙げられます。直感的な操作で取引ができ、チャートの見やすさも特徴的です。また、取引所形式での取引手数料が無料なのも大きな魅力です。
メリット | デメリット |
---|---|
・アプリの使いやすさ ・取引所取引の手数料無料 ・豊富な取扱通貨数 | ・販売所でのスプレッドが比較的高め ・出金手数料が高め ・レバレッジ取引非対応 |
デメリットとしては、販売所での価格スプレッドが他社と比べて若干高めな点や、出金手数料が407円かかる点が挙げられます。また、レバレッジ取引に対応していないため、レバレッジ取引を検討している方は他の取引所も検討する必要があります。
手数料体系
Coincheckの手数料体系は以下の通りです。特に取引所取引の手数料が無料である点は、初心者にとって大きなメリットとなります。
取引種別 | 手数料 |
---|---|
販売所取引 | 無料(スプレッド差あり) |
取引所取引 | 無料 |
日本円出金手数料 | 407円 |
暗号資産出庫手数料 | 通貨により異なる |
入金手数料は銀行振込の場合無料ですが、クイック入金やコンビニ入金を利用する場合は別途手数料がかかります。
取扱通貨と特徴
31種類の暗号資産(仮想通貨)を取り扱っており、主要な暗号資産(仮想通貨)からアルトコインまで幅広く取引が可能です。特に以下の通貨の取引が人気です。
- ビットコイン(BTC):最も取引量が多い基軸通貨
- イーサリアム(ETH):スマートコントラクトプラットフォーム
- リップル(XRP):送金速度が速く、金融機関での採用も進む
また、NFT(非代替性トークン)マーケットプレイスの提供や、暗号資産(仮想通貨)の積立サービスなど、投資以外のサービスも充実しています。取引所としての機能に加えて、暗号資産(仮想通貨)の活用の幅を広げられる点も特徴です。
GMOコイン
東証プライム上場企業のGMOインターネットグループが運営する取引所で、豊富な取引ツールと充実したサポート体制が特徴です。
メリット・デメリット
GMOコインの最大の強みは、取引ツールの充実度です。初心者向けのシンプルな取引画面から、上級者向けの高機能なチャート分析ツールまで、幅広いニーズに対応しています。
メリット | デメリット |
---|---|
・取引ツールが充実 ・レバレッジ取引対応 ・24時間日本語サポート | ・取扱通貨数が比較的少ない ・スプレッドが変動しやすい ・システム障害の発生頻度 |
手数料体系
入出金手数料が完全無料という点が大きな特徴です。取引所取引の手数料も業界最安水準を維持しています。
取引種別 | 手数料 |
---|---|
取引所取引(Maker) | -0.01%(リベート) |
取引所取引(Taker) | 0.05% |
レバレッジ取引手数料 | 0.04%/日 |
入出金手数料 | 無料 |
取扱通貨と特徴
GMOコインでは28種類の暗号資産(仮想通貨)を取り扱っています。特にレバレッジ取引対応の通貨が多いことが特徴です。
- レバレッジ取引対応:BTC、ETH、XRP、BCHなど主要通貨
- 積立投資対応:全ての取扱通貨に対応
- 貸暗号資産サービス:高金利での運用が可能
また、アプリの機能性も高く、プッシュ通知による価格アラート機能や、チャート分析ツールなども充実しています。取引所としての機能に加えて、投資をサポートする様々な機能が用意されています。
bitbank(ビットバンク)
bitbankは、セキュリティの高さで定評のある取引所です。特に第三者機関からの評価が高く、2018年にはセキュリティ性能で日本一の評価を受けています。
メリット・デメリット
最大の特徴は、取引所取引のスプレッドの狭さです。特にビットコイン/円の取引ペアは、国内でも最も安価な水準での取引が可能です。また、40種類という豊富な取扱通貨も魅力です。
メリット | デメリット |
---|---|
・取引所取引のスプレッドが狭い ・セキュリティ体制が充実 ・取扱通貨数が多い | ・スマホアプリの機能が限定的 ・出金手数料が高め ・カスタマーサポートの応答が遅い場合がある |
デメリットとしては、スマートフォンアプリの機能が比較的限定的である点が挙げられます。また、出金手数料が最大770円とやや高めな点も考慮が必要です。
手数料体系
手数料体系は以下の通りで、特に取引所取引の手数料が業界最安水準である点が特徴です。
取引種別 | 手数料 |
---|---|
取引所取引(Maker) | -0.02%(リベート) |
取引所取引(Taker) | 0.12% |
日本円出金手数料 | 300円〜770円 |
暗号資産出庫手数料 | 通貨により異なる |
取扱通貨と特徴
40種類の暗号資産(仮想通貨)を取り扱っており、国内取引所の中でもトップクラスの品揃えです。主な取扱通貨は以下の通りです。
- 主要通貨:ビットコイン、イーサリアム、リップルなど
- DeFi関連:Polkadot、Chainlinkなど
- 国内人気通貨:モナコイン、ネムなど
また、信託保全制度を導入しており、顧客の資産を信託銀行で保管することで、万が一の場合でも資産が保護される仕組みを整えています。
SBI VCトレード
SBIグループ運営の取引所で、手数料の安さとセキュリティの高さが特徴です。証券取引で培ったノウハウを活かした取引システムを提供しています。
メリット・デメリット
最大の強みは、各種手数料が無料という点です。入出金手数料、取引手数料、暗号資産の出庫手数料まで、ほとんどの手数料が無料となっています。
メリット | デメリット |
---|---|
・手数料が全般的に無料 ・SBIグループの信頼性 ・セキュリティ体制が充実 | ・取扱通貨数が少ない ・定期メンテナンス時は取引不可 ・アプリの機能が限定的 |
デメリットとしては、定期メンテナンスの時間が長い点や、取扱通貨が24種類と比較的少ない点が挙げられます。
手数料体系
手数料体系は非常にシンプルで、ほとんどの取引で手数料が無料となっています。
取引種別 | 手数料 |
---|---|
販売所取引 | 無料 |
取引所取引 | Maker:-0.01%、Taker:0.05% |
入出金手数料 | 無料 |
暗号資産出庫手数料 | 無料 |
取扱通貨と特徴
24種類の暗号資産(仮想通貨)を取り扱っており、主要な通貨を中心にラインナップしています。取扱通貨は以下のような特徴があります。
- メジャー通貨中心の厳選された通貨
- レバレッジ取引対応の通貨も充実
- ステーキングサービスにも対応
また、SBIグループの金融サービスとの連携も特徴で、SBI証券の口座を持っている場合はスムーズな口座開設が可能です。
BITPOINT(ビットポイント)
株式会社BITPOINTが運営する取引所で、セキュリティ対策とカスタマーサポートの充実度が特徴です。24時間365日のサポート体制を整えています。
メリット・デメリット
BITPOINTの最大の特徴は、24時間365日の日本語カスタマーサポートです。取引に不安がある初心者でも安心して利用できます。
メリット | デメリット |
---|---|
・24時間のカスタマーサポート ・セキュリティ対策が充実 ・スマホアプリの使いやすさ | ・取扱通貨数が限定的 ・取引ツールの機能が限定的 ・取引量が比較的少ない |
デメリットとしては、取引量が他社と比べて少ない点が挙げられます。そのため、取引の約定に時間がかかる場合があります。
手数料体系
手数料体系はシンプルで、取引所取引の手数料が無料という特徴があります。
取引種別 | 手数料 |
---|---|
販売所取引 | 無料(スプレッド差あり) |
取引所取引 | 無料 |
入金手数料 | 銀行振込:無料 |
出金手数料 | 300円 |
取扱通貨と特徴
主要な暗号資産(仮想通貨)を中心に取り扱いがあり、特に初心者向けの通貨選定となっています。
- 取扱通貨:ビットコイン、イーサリアム、リップルなど
- レバレッジ取引:対応通貨あり
- ステーキングサービス:一部通貨で対応
また、セキュリティ面での特徴として、コールドウォレットでの資産管理や、マルチシグ認証の採用など、最新のセキュリティ技術を導入しています。
【初心者向け】ビットコイン投資の始め方
ビットコイン投資を始めるには、まず信頼できる取引所で口座を開設する必要があります。ここでは国内最大級の取引所であるCoincheck(コインチェック)を例に、具体的な始め方を解説します。
口座開設の手順を解説(例:Coincheck(コインチェック))
スマートフォンやパソコンからCoincheckの公式サイトにアクセスし、「新規登録」ボタンをクリックすることから始めます。基本的な登録情報として、メールアドレス、パスワード、お名前、生年月日、住所などの入力が必要です。
登録の流れは以下の通りです
- メールアドレスとパスワードの登録
- 認証メールの確認と本登録
- 個人情報の入力
- 利用規約への同意
入力情報は後で本人確認書類と照合されるため、正確に入力することが重要です。特に本名(漢字)、生年月日、現住所は本人確認書類と完全に一致している必要があります。
本人確認書類の準備と提出
マネーロンダリング防止法などの法令に基づき、取引を開始する前に本人確認書類の提出が必須となっています。提出できる本人確認書類は以下のいずれかです。
本人確認書類の種類 | 注意点 |
---|---|
運転免許証 | 有効期限内のもの |
マイナンバーカード | 表面のみ(裏面は不要) |
パスポート | 顔写真のページと住所記載のページ |
住民基本台帳カード | 顔写真付きのもの |
書類の画像は、以下の点に注意して撮影します
- 四隅まで鮮明に写っていること
- 文字が読み取れること
- 影や光の反射がないこと
二段階認証の設定方法
不正アクセスを防ぐため、二段階認証の設定が必須です。設定手順は以下の通りです
SMSによる二段階認証の設定
- 携帯電話番号の登録
- SMSで送られてくる認証コードの入力
- 認証完了の確認
Google認証アプリによる二段階認証の設定
- Google認証アプリのインストール
- QRコードの読み取り
- 表示される6桁の認証コードの入力
二段階認証の設定は、あとから変更することも可能です。ただし、セキュリティ向上のため、両方の認証方法を設定しておくことをおすすめします。
入金方法と注意点
口座開設が完了したら、実際の取引に必要な資金を入金します。Coincheckでは以下の入金方法に対応しています
入金方法 | 入金手数料 | 反映時間 |
---|---|---|
銀行振込(クイック入金) | 無料 | 即時反映 |
銀行振込(通常) | 無料 | 数時間〜翌営業日 |
コンビニ入金 | 770円(3万円未満) | 即時反映 |
入金時の注意点
- 初回入金は必ず本人名義の銀行口座から行う
- 入金上限額を確認する
- 手数料を考慮した金額を入金する
取引を始める前に、まずは少額で取引の流れを確認することをおすすめします。慣れてきたら、徐々に取引額を増やしていくのが賢明です。また、投資は余裕資金で行い、必要な生活資金は決して使わないようにしましょう。
暗号資産(仮想通貨)の税金について
暗号資産(仮想通貨)の取引で利益が出た場合、確定申告が必要になることがあります。ここでは税金に関する重要な情報をまとめて解説します。
確定申告の必要性
暗号資産取引で利益が発生した場合、その所得は原則として「雑所得」として申告する必要があります。以下のような場合は、確定申告が必要です。
- 暗号資産の売却益が年間で20万円を超える場合
- 給与所得がある場合は、暗号資産取引による所得が20万円を超える場合
- 暗号資産取引による所得以外の所得と合算して20万円を超える場合
確定申告を行わないと、重加算税などのペナルティが課される可能性があります。申告期限は、取引を行った年の翌年2月16日から3月15日までです。
税率と計算方法
暗号資産の売却益に対する税率は、他の所得と合算した総所得金額によって決まります。以下が所得税の税率表です。
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円超〜330万円以下 | 10% | 97,500円 |
330万円超〜695万円以下 | 20% | 427,500円 |
695万円超〜900万円以下 | 23% | 636,000円 |
900万円超〜1,800万円以下 | 33% | 1,536,000円 |
1,800万円超〜4,000万円以下 | 40% | 2,796,000円 |
4,000万円超 | 45% | 4,796,000円 |
利益の計算方法は以下の通りです
売却収入 – 取得費用 – 諸経費 = 課税所得
取得費用の計算方法には、移動平均法と総平均法があります。一度選択した方法は、年をまたいで継続して使用する必要があります。
損益通算について
暗号資産取引で発生した損失は、他の暗号資産取引での利益と相殺することが可能です。ただし、株式取引や不動産取引などの他の所得区分との損益通算はできません。
損失の取り扱いに関する重要なポイント
- 暗号資産取引の損失は、3年間の繰越控除が可能
- 暗号資産取引同士での損益通算は可能
- レバレッジ取引での損失も通算可能
また、取引所から年間取引履歴を入手して保管しておくことが重要です。税務署から取引記録の提出を求められた際に、適切な資料を提示できるようにしておきましょう。
よくある質問
海外取引所は利用すべき?
初心者は国内の取引所の利用をおすすめします。その理由として以下が挙げられます。
- 日本の金融庁による監督があり安全性が高い
- 日本語でのサポートが充実している
- 法定通貨が日本円で取引できる
- トラブル時の対応が迅速
海外取引所は取扱銘柄数が多く手数料が安いなどのメリットもありますが、セキュリティリスクや法規制の違いによるトラブルが発生する可能性があります。まずは国内取引所で経験を積むことをおすすめします。
まとめ:ビットコインを買うには、自分に合った取引所を選ぶことが重要
初心者は特に取引所の信頼性を重視し、大手企業が運営する取引所から選ぶことをおすすめします。また、自身の投資スタイルに合った取引ツールを提供している取引所を選ぶことも重要です。
取引を始める前に、複数の取引所を比較検討することをおすすめします。取引所ごとに特徴が異なるため、自分のニーズに合った取引所を選ぶことで、より効率的な投資が可能になります。
仮想通貨取引所の選び方で重要なポイントは以下の3つです。
- 取引所の信頼性とセキュリティ
- 取引ツールの使いやすさ
- 手数料やスプレッドの水準
なお、取引開始後も市場環境や自身の投資スタイルの変化に応じて、適宜取引所の見直しを行うことをおすすめします。必要に応じて複数の取引所を使い分けることで、より柔軟な投資が可能になります。
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